### 目次

1. SonarQubeとは

2. JavaプロジェクトでSonarQubeを利用する方法

3. Jenkinsを用いたSonarQubeの自動実行

4. 定期レポートの設定と配布

5. まとめ

### 1. SonarQubeとは

SonarQubeは、ソフトウェアプロジェクトの品質を分析するためのオープンソースプラットフォームです。コードのバグ、脆弱性、コードのにおい（品質の問題）を自動でチェックし、プロジェクト管理者に詳細なレポートを提供します。

### 2. JavaプロジェクトでSonarQubeを利用する方法

SonarQubeをJavaプロジェクトで利用するためには、以下のステップを踏みます：

- SonarQubeサーバーのセットアップ

- SonarQubeのJavaプラグインを有効化

- mavenプロジェクトに`sonar-maven-plugin`を追加

- `sonar-project.properties`ファイルをプロジェクトのルートに配置

```shell

sonar.host.url=http://localhost:9000

sonar.login=your_sonar_login_token

sonar.projectKey=my_project_key

sonar.sources=src/main/java

```

### 3. Jenkinsを用いたSonarQubeの自動実行

Jenkinsを使用して、SonarQube分析を自動化することができます。Jenkinsは、ビルド、デプロイ、その他のプロジェクト管理のタスクを自動化するためのCI/CDツールです。

- JenkinsにSonarQubeプラグインをインストール

- Jenkinsジョブを作成し、ビルド手順にSonarQube実行を追加

- `Build Trigger`セクションで定期ビルドのスケジュールを設定

```groovy

pipeline {

    agent any

    stages {

        stage('SonarQube analysis') {

            steps {

                script {

                    def scannerHome = tool 'SonarQube Scanner'

                    withSonarQubeEnv('My SonarQube Server') {

                        sh "${scannerHome}/bin/sonar-scanner"

                    }

                }

            }

        }

    }

}

```

### 4. 定期レポートの設定と配布

SonarQubeは、分析結果をウェブインターフェースで提供しますが、メールによるレポート配布のための設定をすることも可能です。

- プロジェクトダッシュボード上で、定期レポートのエクセル出力をスケジュールします。

- SonarQubeの通知設定で、特定のユーザーにメールでレポートを送信するよう設定。

また、サードパーティツールやスクリプトを用いて、APIを通じてレポートデータを抽出し、カスタムメールで配布することもできます。

### 5. まとめ

SonarQubeは、プロジェクトのコード品質を継続的に監視し、問題が発生した場合にすぐに対応するための非常に有用なツールです。Jenkinsと組み合わせることで、分析プロセスを自動化し、定期的にレポートを受け取ることで、開発チーム全体がプロジェクトの健康状態を保つために必要な情報を得ることができます。また、ビジネスニーズに合わせてカスタムレポートを作成することで、より具体的な品質改善を図ることができます。

目次

1. SonarQubeとは

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