【例文つき】未経験でもOK!インフラエンジニアの志望動機を書くコツや準備すべきことを解説

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2024年03月14日 15:50

「インフラエンジニアに転職したい」「インフラエンジニアになりたいと思っているけど未経験で不安…」、インフラエンジニアになることを検討している人の中にはこのようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

結論から言うと、たとえ未経験であったとしてもインフラエンジニアになることは可能です。ただし他の職業と同じように、事前にしっかりと志望動機などをまとめておかないと、就職や転職活動がうまくいかない可能性もあります。

そこで今回の記事では、これからインフラエンジニアに就職や転職を考えている人向けに、志望動機はどのように書けば良いのか、事前に準備すべきことや、あらかじめ知っておきたい具体的な仕事内容などについて解説していきます。

インフラエンジニアの志望動機を作成する上で、役に立つ例文についても紹介しているので、これから就職や転職を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

インフラエンジニアの志望動機を作成する上で準備すべきこと

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インフラエンジニアの志望動機を作成する上では、いきなり応募先企業に提出する志望動機を作成し始めてはいけません。自分の強みを適切にアピールして、できるだけ応募先企業に良い印象を持ってもらうためにも次のような準備をする必要があります。

  • なぜインフラエンジニアを目指すのか
  • なぜその企業を志望するのか
  • 入社後にどのようなインフラエンジニアになりたいのか
  • 熱意や意欲、それまでの経験について活かせるものがあるのか
  • 持っているスキルや経験を入社後にどのように活かせるのか

それぞれのポイントについて以下で詳しく解説していきます。

なぜインフラエンジニアを目指すのか

インフラエンジニアへの就職や転職を検討している場合、まずはなぜインフラエンジニアを目指すのか具体的な志望動機を明確にしましょう。数多くの分野に細かく分かれているIT業界の職種の中でも、特にエンジニアというのは次のように様々な種類の職種に分かれているのが特徴です。

  • フロントエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • インフラエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • アプリエンジニア
  • セキュリティエンジニア

このように様々な種類の職種に分かれているエンジニアにおいて、なぜインフラエンジニアを目指そうと思ったのか志望動機というのは就職や転職活動において必ず問われます。考えられる理由としては、次のようなものが具体例として挙げられるでしょう。

  • インフラエンジニアとして働いている知り合いがいて興味を持った
  • 普段インターネットを使っている時にネットワークやサーバーに関する存在を意識するようになり、インフラエンジニアという仕事に興味を持った
  • IT業界に転職をしようと考えて、独学でプログラミングやシステムに関する知識を学んでいた際にインフラエンジニアという職種があることを知った

上記はあくまでも例ですが、なぜインフラエンジニアを目指すようになったのか、インフラエンジニアでなければならない理由は何なのかについて必ず明確に答えられるようにしましょう。

なぜその企業を志望するのか

インフラエンジニアの仕事内容は、入社する企業によって業務内容が大きく変わるというケースが多いです。自社のシステムなどに関する社内インフラを担当するのか、それともクライアント先に常駐してインフラの運用管理などを行うのかなど、携わる仕事は大きく異なってきます。

なぜその企業を志望するのかを明確にするためには、次のようなポイントを意識して志望動機を考えると良いでしょう。

  • 社内のインフラを通して勤めている従業員や企業のサポートに貢献することができるから
  • 金融・医療・スポーツ・介護など、自分が興味を持っている分野のインフラに関わることができるから
  • 日々怒っているネットワークの小さなトラブルを解決することによって、社会の裏側からサポートする仕事につけるから

このようなその企業を志望する理由を明確にするためには、事前に企業研究や業界研究というのは欠かせません。他の競合企業ではなくなぜその企業なのかなど、面接の時点で質問されても答えられるようにこの時点で細かく志望動機や理由を定めておくことが重要です。

入社後にどのようなインフラエンジニアになりたいのか

インフラエンジニアとして入社後にどのような仕事をしたいのか、将来的にどのようなインフラエンジニアを目指しているのかなど、志望動機を作成する時点で将来のことについて考えることも重要です。

例えば、志望する企業が保守や運用などの業務しか行わない企業の場合、将来的にシステムの構築や要件定義に携わりたいと思っても不可能です。また実際に面接の過程に進んだとしても、求めているキャリア像とその企業が行っている業務内容が食い違ってしまっていれば、選考で落とされてしまう可能性はかなり高いと言えるでしょう。

入社後にどのようなインフラエンジニアになりたいのかというのを具体的に言語化した上で、その企業と自分のキャリアプランがマッチしているかどうか、志望動機を作成する上で必ず確認しておくと良いでしょう。

熱意や意欲、それまでの経験について活かせるものがあるのか

特に未経験者の場合、自分自身の専門的な知識やスキル、これまでの経験などをアピールすることが難しいです。もっとも求人を掲載している企業に、たとえ未経験者であっても、将来に向けて人材育成をすることで成長する可能性のある人材を求めているという場合もあります。

特にインフラエンジニアの場合、ユーザーやクライアントとのやり取りが多いことから、プログラミングやサーバーなどに関する知識やスキル以外にもコミュニケーションスキルも求められます。そのため、対人スキルや仕事を体系的に進められる能力がある人の場合、たとえ未経験者であったとしても将来活躍できる人材として高く評価される可能性もあるでしょう。

そこで、これまでの仕事を通して経験したことや培ってきたスキルの中で、インフラエンジニアとして働く上で役に立ちそうなものがないか棚卸ししておくとよりスムーズに志望動機を作成することができます。

持っているスキルや経験を入社後にどのように活かせるのか

過去にインフラエンジニアとして働いていた人の場合、持っているスキルや経験を入社後にどのように活かせるのか分かりやすいように整理しておくと良いでしょう。仮にプログラミング歴やポートフォリオなどあれば、過去の成果物として用意しておくことをおすすめします。

また、これまでの業務経験における具体的なエピソードなども交えて、今までの培ってきた経験やスキルなどをどのように活かせるのか説明できるようにすると、より応募先の企業に対して好印象を与えることができるでしょう。

【未経験者でもOK】インフラエンジニアの志望動機を作成するステップ

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志望動機を作成する上で準備しておきたいことについて解説してきました。ここからはこれまで準備してきたことを踏まえて、実際にインフラエンジニアの志望動機を作成するステップについて解説していきます。

【インフラエンジニアの志望動機を作成するステップ】
1.インフラエンジニアを志望する理由を端的に伝える
2.なぜインフラエンジニアなのかを具体的に説明できるようにする
3.応募企業の志望理由を述べる
4.入社意欲を示すまとめで締める

それぞれのステップについて以下で詳しく解説していきます。

インフラエンジニアを志望する理由を端的に伝える

基本的にビジネスにおいて相手に何かを伝える際は、必ず結論から話す必要があります。そしてこの際に意識しなければならないのは、簡潔かつ分かりやすいかどうかです。企業の採用担当者は毎日多くのエントリーシートに目を通しており、わかりにくいものだとすぐに弾かれてしまいます。

特に冒頭の部分が結論ではなくダラダラと続いてしまっていると、本題に到達する前に採用担当者は疲れてしまい読んでもらえなくなってしまう可能性も高いです。まずはインフラエンジニアを志望する理由を端的にまとめて使えるようにしましょう。

また準備のところでも少し触れたように「なぜインフラエンジニアなのか」を明確に説明できるとより好印象を与えることができます。この段階で自分の意見を分かりやすく伝えることによって、企業の採用担当者の興味を引くことができれば「この人の志望動機を読んでみたい」「具体的に面接で話を聞いてみたい」と思ってもらえる可能性もあります。

なぜインフラエンジニアなのかを具体的に説明できるようにする

インフラエンジニアを志望する理由を端的に伝えたら、次になぜインフラエンジニアなのか具体的に説明できるようにしましょう。志望動機を作成するステップの中で、この部分がもっとも重要なポイントです。

なぜなら、この部分こそがその人にしか出せない価値を示すことのできる最大のポイントであるからです。特に新卒や未経験者などの場合、採用担当者は自社で育成して活躍できそうな人材かどうか見極めるために、これまでのスキルや実績などよりも志望度や熱意などを見て判断する傾向にあります。

実務経験がなかったとしても、志望理由とそれに至るまでの物語を一貫性を持つ形で示して説得力を持たせることが重要です。そのような流れで、自分自身のインフラエンジニアとしての将来の可能性を示すことにより、選考を突破できるようにしましょう。

応募企業の志望理由を述べる

なぜインフラエンジニアになりたいのかを具体的に説明したら、その次になぜ他の企業ではなくその企業なのかを分かりやすく明確に伝えるようにしましょう。準備すべきことのところでも触れたように、企業によってインフラエンジニアが行う業務の内容というのはかなり異なります。

入社してからのミスマッチを防ぐためにも、その企業が求めている人物像やスキルセットと自分の特徴が合っているかどうか確認しておくと良いでしょう。特に応募する企業の取り組みや社風、文化などが自分とどのようにマッチしているのか説明して説得力のある内容にできるとより選考に通る可能性が高まります。

入社意欲を示すまとめで締める

ここまででインフラエンジニアを志望する理由やなぜその企業でなければだめなのかについて伝えきったら、最後に入社したい気持ちや熱意を示してまとめましょう。

この段階で、将来インフラエンジニアとしてどのようなキャリアを歩みたいのか、応募した企業でどのように仕事に取り組みたいのか、入社後にどのような形で貢献できるのかなどを示すと採用担当者に対して良い印象を与えられる可能性があります。

特に、入社した後どのように活躍しそうなのかを採用担当者が想像できるようにすると、選考を通る可能性が高まるでしょう。

インフラエンジニアを目指す上でNGとなる志望動機

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インフラエンジニアを目指す上では、次のようなNGとなる志望動機もあります。

  • 教えてもらいたい、学びたいなどのみ
  • 給料や福利厚生など待遇面に関する内容のみ
  • 客先常駐の仕事ではないからといった内容のみ
  • 急なトラブル対応などは避けたいといった旨の内容

それぞれなぜNGとなるのかその理由について詳しく解説していきます。

教えてもらいたい、学びたいなどのみ

就職や転職をきっかけとして様々なことを学んだり、将来のためにスキルアップすることは重要です。しかしただ単純に「エンジニア関連の企業に就職して教えてもらいたい」「エンジニアになるために必要なことを学びたい」といった、受動的な姿勢のみを志望動機にするのは避けましょう。

このような人の場合、採用担当者も受動的で自ら動く人ではないと判断して選考に落ちてしまう可能性があります。自分がどのように企業に対して貢献できるのか、将来のキャリアのためになぜその企業を選んだのかなどをしっかりと伝えて、採用担当者にポジティブな印象を持ってもらえるような志望動機にすることを意識してください。

給料や福利厚生など待遇面に関する内容

就職や転職をする際に給料や福利厚生など待遇面に関して重視することは重要ですが、志望動機にそのことしか記載しないということは絶対に避けましょう。このような志望動機しか記載されていない場合、企業の採用担当者もすぐに転職してしまうのではないか、もしくはより良い待遇のところが見つかれば入社を断られてしまうのではないかと不安を感じてしまいます。

給料や福利厚生など魅力的なポイントについて記載するのは構いませんが、これはあくまでもサブ的なものとして、なぜその企業に入社したいのか自分のキャリアプランや将来像と結びつけて志望動機を作成することが重要です。
客先常駐の仕事ではないからといった内容のみ
特にインフラエンジニアとしてすでに働いている人に多い志望動機ですが、客先常駐の仕事ではないからといった内容だけではあまり印象の良くない志望動機になってしまいます。

仮に客先常駐の仕事ではないことを転職の軸として転職先を探している場合は「現職が客先常駐の業務が中心にあり、現状の業務では〜ができないことがあり限界を感じていたから」といった形で、ポジティブな理由として志望動機を組み立てることが重要です。

このような伝え方をした上で「志望している企業であれば自社の業務を通じて、自分が課題に感じていた〜といったことができるようになるので、より改善が見込めることから志望しています」のような流れで、できるだけ客先常駐ではないことをメインに伝えることを避けつつ表現すると採用担当者に納得してもらえる可能性が高まります。

急なトラブル対応などは避けたいといった旨の内容

特にインフラエンジニアの場合、企業のシステムエラーやトラブルが起きた際に対応することが求められるという性質上、どうしても夜間や休日など想定していなかったタイミングで業務が発生するということも少なくありません。

ワークライフバランスを重視するというのは重要なことですが、急なトラブル対応などは避けたいといった旨を志望動機に記載してしまうと採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。できるだけ伝え方を工夫して、採用担当者に納得してもらえるようにすると良いでしょう。

【未経験でも作成できる】インフラエンジニアの志望動機例

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ここまでインフラエンジニアの志望動機を作成する上でやらなければならない準備と、作成する際のステップについて解説してきました。もっとも、それだけではまだ完成したイメージなどが湧きづらい部分などもあるでしょう。また、実際に志望動機を作る上で自分のスキルや経験、強みなどをどのようにアピールすれば良いのか想像がつかないという方もいるかもしれません。

ここでは、実際に未経験者でもインフラエンジニアを志望する際に、どのように動機を作成すれば良いのか具体例とともに詳しく解説していきます。

例1.社会問題を解決したい

【志望動機の例】
現在、私はITインフラが不十分な国々のインフラ構築に貢献したいという夢があります。そのため、インフラエンジニアという仕事を強く志望しています。

私は大学3年生の時に、サークル活動の一環で東南アジアの国々をボランティアで回りました。そこでは急速に経済発展を成し遂げている国がある一方で、ITインフラの構築がほとんどなされていないことから日常生活に不便を感じている状況があるのを経験しました。

日本だけではなく世界中でIT関連の事業が成長している現代社会ですが、まだまだ発展途上国ではインフラが整いきっておらず、まずはITの基盤となるインフラの構築をすることが重要だと痛感しました。

貴社では屋内だけではなく世界のITインフラ構築に関する課題意識を持っており、高い技術力や優秀なエンジニアのもとでITインフラ業界を引っ張っている存在とお見受けしています。私も貴社の一員になることで、自分自身の技術力やスキルを活かしつつ、ITインフラが整っていない発展途上に貢献することで、世の中のITインフラの構築を支える存在になりたいと思い貴社を強く志望しました。

自分自身の経験から、なぜインフラエンジニアを目指すのかその理由について具体的に記載されておりわかりやすい志望動機となっています。

さらに「発展途上国ではインフラ構築が整えきっておらずどのような状況なのか」「なぜインフラ構築が必要だと思ったのか」「なぜ自分がそれをやりたいと痛感したのか」など、自分ならではの視点で深掘りしていくとより印象的な志望動機を作ることができるでしょう

例2.企業のIT・DX化をサポートしたい

【志望動機の例】
私は、ITやDX化が進んでおらず、本来の力を発揮することができない企業のサポートをしたいと考えてインフラエンジニアになりたいと考えるようになりました。

私は大学2年生の時に半年ほど、知り合いが経営している企業でインターンをしていました。地方によくある中小企業であり、そこではかなり古いサーバーを使用していたことから、事業を展開する上で社内でのやり取りさえあまりスムーズに行かないことも幾度となくありました。

現代社会においてスムーズに仕事を進めるためには、社内だけではなく社外との情報共有の手段が滞ってしまうのは良くないことであると感じた私は、自分がその解決手段を持っており、IT・DX化などで困っている企業をサポートしたいという考えを持つようになりました。

貴社では、インフラ構築や運用するだけではなく、顧客となる企業の新しい価値を見出した上で、より価値を生み出すためにシステム開発や運用を行っているとお見受けしています。

私もその一員となって働くことによって、事業の持っているポテンシャルや能力を最大限発揮できるようにサポートしつつ、ITやDX化を進める上で力になりたいと考えており貴社を強く志望しています。

個人的かつ具体的なエピソードをもとに、インフラエンジニアになりたいという志望動機をまとめている例です。

例3.地方社会の活性化に貢献したい

【志望動機の例】
私は、将来ITインフラの力で地方社会の活性化に貢献したいと考えて、インフラエンジニアを志望しています。

私の実家は地方にあり、小さな飲食店を営んでいます。しかし、コロナ禍の影響を受けて、キャッシュレス決済の導入やお客様の現象に伴いインターネット通販の立ち上げなど、IT関連に関して様々な問題が発生しました。特にこの時期に関しては、私の実家である飲食店だけではなく近隣店舗も同様の状況に陥っていました。

有名な観光地域であったこともありなんとか持ち直しましたが、時代の流れに合わせてITインフラを整えるのは時間と労力がかかりました。

この一連で経験した出来事から、現代社会において必要不可欠のインフラとなりつつあるITインフラがどれだけ重要なのか、そしてそれが整っていない地方社会の現状を目の当たりにした私は、その問題を解決するために役立ちたいと考えるようになりました。

貴社では、地方社会の活性化を企業の目標として掲げており、首都圏だけではなく地方での案件も数多く担当されていることから、幅広い地域のITインフラを構築することで生活や多くの企業を支えているとお見受けします。

私も貴社に所属して、多くの現場を回ることにより自分の技術を磨くことで、どのような地域においても対応できる人材として成長していきたいと考えて、貴社を強く志望します。

自分の経験をもとに、地方社会の活性化に貢献したいと思うようになった理由について、分かりやすくまとめている志望動機の例です。書類審査の段階ではこのくらいでまとめるだけでも十分ですが、実際に選考に進んだら「なぜ他の方法もある中でインフラエンジニアになろうと思ったのか」「地方社会の活性化に貢献するだけで、自分自身のキャリアはどのような」など、より具体的に深掘りしていくと印象的な志望動機を作成することができるでしょう。

例4.人々の快適な暮らしを守るサポートをしたい

【志望動機の例】
私は、現代において必要不可欠なitインフラを支えることによって、人々の快適な暮らしを守るサポートをしたいと考えインフラエンジニアを志望しています。

私がインフラエンジニアになりたいと思うようになったきっかけは、実際にエンジニアとして働いている友人から「単純な作業でもコツコツとミスなく取り組めるタイプだから、インフラエンジニアに向いているかもね」と言われたことでした。

当時の私は、人々が快適な暮らしができるようにサポートしたいという考えから、〜関連の業界を目指していました。

そのような中で、インフラエンジニアという仕事を詳しく調べていくうちに、現代の人々が快適な暮らしをするためにはITインフラを守ることが重要であると痛感し、まさにそれこそが私のやりたいことであると感じました。

このような背景があり貴社を志望した理由は、企業のHPや実際に従業員の方から話を聞いた中で、サービスの丁寧さや人々の暮らしを守るサポートをする真摯な姿勢が印象に残ったためです。

私もそんな貴社の一員として、インフラエンジニアとしてスキルを磨きながら人々の暮らしを支えたいと考えて貴社を志望します。

自分がどのような仕事をしたいという考えから、インフラエンジニアを目指すようになった理由や志望動機について記載している例です。

例5.手に職をつけたい

これからの現代において、具体的に手に職を持って技術で役に立てる人材になりたいと考えてインフラエンジニアを志望しています。

私は大学生の間「自分が将来何をしたいのか」「自分に何ができるのか」といったことが明確にわからず、漠然とした不安を抱えて過ごしていました。

そんな時に、企業のシステム障害などを解決しているインフラエンジニアの方に出会いました。その人の仕事に対する考え方や熱意などに感銘を受けて、自分もこのような仕事ができるようになりたいと考えるようになりました。

きっかけはインフラエンジニアの方との出会いでしたが、それから自分がなりたい姿というのが明確になりインフラエンジニアになるため具体的に勉強を始めています。実際にITパスポートなど複数の資格を取得して、今はすぐに現場で働けるようにCCNAの資格取得に向けて学習を進めるようになりました。

その中で貴社を志望した理由については、IT業界の中でもインフラに特化しており多くの企業から信頼を受けて、現場で専門的なスキルを磨くことができると感じたからです。

私がインフラエンジニアを目指すようになったきっかけの人のように、デジタル化が進んでいる現代社会においてそれをサポートすることのできる存在にいち早く成長したいと考え、貴社を志望します。

インフラエンジニアを目指すきっかけとなった人と出会い、強く引かれるようになった経緯が印象的な志望動機となっています。書類選考の段階ではこの程度の情報で問題ありませんが、面接に進んだ場合は「手に職をつけたいと感じるようになった理由」「モデルとなったインフラエンジニアの方のどこに共鳴したのか」「将来のキャリアはどのように描いているのか」「そのキャリア増と自分が考えているインフラエンジニアとしての姿はどのようにリンクしているのか」など、より明確化すると選考でもスムーズに自分の志望理由を話すことができるでしょう。

インフラエンジニアの仕事内容

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インフラエンジニアの志望動機を作成する上では、まずは基本的な仕事内容がどういうものなのか知っておくことが重要です。。インフラエンジニアの主な仕事内容は以下の通りです。

  • 要件定義
  • ネットワークの設計・構築・運用・保守
  • ハードウェアの調達・設置・設定・運用・保守
  • ミドルウェアのインストール設定・構築・運用・保守
  • 障害の対応

具体的な仕事内容について以下で詳しく見ていきましょう。

要件定義

要件定義とは、社内やクライアントからの要望のヒアリング、課題解決の提案などを指します。プロジェクトが発足する際の最初の工程で、要件定義がうまくできているかどうかによってその後の工程に大きく影響してきます。プロジェクト全体を考えて要件定義ができるインフラエンジニアは重宝されるでしょう。

ネットワークの設計・構築・運用・保守

インフラエンジニアは、必要なネットワークのスペックに関する算出や、システムの要求を満たす機器やサービスの導入構築などを行います。具体的には、ルーターやファイアウォール、スイッチやロードバランサなどの機器の設置やケーブルリンク、コンフィグ作業などを行うのがインフラエンジニアの主な仕事内容です。

ネットワークの設計や構築に関しては、正常なインフラ構築のためには必要不可欠のものです。これが正常に行われていない場合、些細なトラブルでシステムがダウンしてしまったり、障害が起きてシステムが利用できなくなってしまったりします。

このためネットワーク関連の設計から保守作業に関しては、インフラエンジニアの中でも知識やスキルが優れており、経験豊富な人材が担当する仕事と言えるでしょう。

ハードウェアの調達・設置・設定・運用・保守

ネットワークの設計から保守だけではなく、ハードウェアの調達や設置、実際に導入する際の設定や運用、保守作業まで行うのもインフラエンジニアの仕事です。具体的にはラックへのサーバーのマウント作業やリスクの追加、各PCのパーテーション設定や吐き気とのケーブリング、UPSなどの非常用電源の設置を行います。

プロジェクトやクライアントによって必要な機器がどれかという選定も重要な仕事の一つであり、求められている要件を正確に把握した上でそれを満たすものを選ばなければいけません。そのためプログラミングスキルなどだけではなく、ハードウェアに関する知識などもインフラエンジニアは身につける必要があります。
OSの設定・運用・保守
ハードウェアへのOSのインストールや更新作業だけではなく、リモート接続の設定や自動更新作業、ログ関連の設定などを行うのもインフラエンジニアの業務内容の一つです。

サーバーOSではWindowsとLinuxが多いので、最低限これらのOSの知識に関しては身につける必要があります。また最近ではクラウドシステムを利用する企業も増えており、クラウドに関する知識やサーバー仮想化に関する知識と技術なども必要です。

ミドルウェアのインストール設定・構築・運用・保守

ミドルウェア領域では、MySQL、PostgreSQL、Oracleなどのデータベースソフトの需要が高く、SQLの知識も必要になることがあります。

必要に応じてウェブサーバーやメールサーバー、DNSサーバーなどの目的に対応したミドルウェアや、セキュリティ証明書などのインストール・設定作業も行います。

障害の対応

社内ネットワークが繋がらなくなってしまったり、システム障害などでトラブルが生じてしまったりする場合に対応するのもインフラエンジニアの仕事です。

運用や保守の担当者がトラブル時に駆り出されるケースが多いものの、対応の仕方を間違ってしまうとより大きなトラブルに発展してしまう可能性があるので、基本的には優れたスキルや豊富な経験を持ち合わせたインフラエンジニアが求められます。

まとめ|インフラエンジニアの志望動機

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今回は未経験者がインフラエンジニアへ就職や転職を考えている際に、なかなかまとめるのが難しい志望動機について詳しく解説してきました。

インフラエンジニアの志望動機を、応募先の企業に対してより良いアピールができるように作成するためには、まずは自己分析や企業研究・業界研究などを行うことが重要です。それを踏まえて、なぜインフラエンジニアなのか、なぜその企業を志望するのか具体的に説明できるようになるとより良い志望動機を作成することができるでしょう。

今回紹介してきた内容を踏まえて、まずは「なぜインフラエンジニアになろうと思ったのか」その理由について徹底的に突き詰めて考えてみましょう。

そのような過程を踏まえて自分だけの志望動機を作成することができれば、採用担当者に対してより良い印象を与えることが可能です。書類選考だけではなく面接時にも自分の軸として話しやすいので、志望動機は準備をして作成しましょう。

# その他
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診断を受けるとあなたの現在の業務委託単価を算出します。今後副業やフリーランスで単価を交渉する際の参考になります。また次の単価レンジに到達するためのヒントも確認できます。

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