目次
- はじめに
- OpenAPIとAPI管理の基本
- OpenAPIとSwaggerの概要
- API設計書の必要性
- OpenAPI JSONを活用したAPI管理
- OpenAPIを活用した設計管理
- API仕様のバージョン管理
- セキュリティとアクセス管理
- OpenAPI JSONからAPI設計書を作成する方法
- JSONフォーマットの作成
- Node.jsでExcelやGoogleスプレッドシートへの変換
- Swagger CodegenやRedocを用いたAPIドキュメント生成
- Swagger CodegenやRedocではExcelやスプレッドシートに出力できるかの確認
- ISSUE Documentでの簡単なAPI設計書作成と管理
- ISSUE Documentの概要
- ISSUE Documentならコーディング不要で設計書を連携管理
- ISSUE Documentの登録と利用方法
- まとめ
1. はじめに
API設計書は、開発チーム全体でAPIの仕様を統一し、開発の効率を向上させるために重要です。しかし、多くの開発現場ではAPI設計書の作成や管理に手間がかかることが課題となります。
本記事では、OpenAPI規格のJSONを活用し、API管理と設計書の作成を効率化する方法を解説します。さらに、Swagger(OpenAPI)を活用して、自動生成された設計書を使う方法も紹介します。
また、最終的にはISSUE Documentを使えば、コーディング不要でAPI設計書を他の設計書と連携管理できることを紹介します。
2. OpenAPIとAPI管理の基本
OpenAPIとSwaggerの概要
**OpenAPI(旧Swagger)**は、APIの仕様をJSON/YAML形式で記述する標準規格です。Swagger UIを利用することで、OpenAPI仕様を視覚的に分かりやすく表示できます。
メリット:
- APIの仕様が統一される
- 自動的にAPIドキュメントを生成可能
- 開発者向けのインタラクティブなAPIリファレンスが作れる
API設計書の必要性
API設計書は、以下のような情報を明確にするために重要です。
- エンドポイント
- HTTPメソッド
- リクエストパラメータ
- レスポンスフォーマット
- エラーハンドリング
3. OpenAPI JSONを活用したAPI管理
OpenAPIを活用した設計管理
OpenAPI仕様を基に、APIの構造や設計を標準化することで、開発プロセスをスムーズに進めることができます。
API仕様のバージョン管理
OpenAPI仕様は、バージョン管理が容易であり、変更履歴を追跡することが可能です。
セキュリティとアクセス管理
OpenAPI仕様を用いることで、API認証やアクセス制御の管理を体系的に実施できます。
4. OpenAPI JSONからAPI設計書を作成する方法
JSONフォーマットの作成
OpenAPI仕様のJSONを適切なフォーマットで整理し、設計書に反映します。
Node.jsでExcelやGoogleスプレッドシートへの変換
以下のようなNode.jsのスクリプトを利用することで、OpenAPI JSONからExcelやGoogleスプレッドシートへ変換できます。
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Swagger CodegenやRedocを用いたAPIドキュメント生成
Swagger Codegenは、OpenAPI仕様を基に各種プログラミング言語のクライアントやサーバーコードを生成するツールです。
利用方法:
- OpenAPI JSONをSwagger Codegenに入力
- 必要な言語やフォーマットを指定
- コードやドキュメントを生成
Redocは、OpenAPI仕様を基に視覚的に見やすいAPIドキュメントを生成するツールです。
利用方法:
- OpenAPI JSONをRedocに読み込む
- ドキュメントのスタイルをカスタマイズ
- APIの仕様をブラウザで閲覧
Swagger CodegenやRedocではExcelやスプレッドシートに出力できるかの確認
現在のところ、Swagger CodegenやRedocはExcelやGoogleスプレッドシートへの出力をサポートしていません。そのため、Excelに変換したい場合はNode.jsや他の手法を用いる必要があります。
5. ISSUE Documentでの簡単なAPI設計書作成と管理
ISSUE Documentの概要
ISSUE Document は、API設計書を簡単に作成・管理できるツールです。
ISSUE Documentのメリット
- コーディング不要で、API設計書をExcelやGoogleスプレッドシート形式でエクスポート可能
- データベース設計書や画面設計書とデータを連携し、統一管理が可能
- 設計変更がリアルタイムに反映されるため、更新の手間を省ける
ISSUE Documentの詳細はこちら
ISSUE Documentの登録と利用方法
- ISSUE Documentへのログイン (事前にISSUEプラットフォームへのご登録が必要です
- API設計のテンプレートを利用
- エンドポイントやパラメータを入力
- 自動でAPI設計書が生成され、ExcelやGoogleスプレッドシート形式でエクスポート可能
6. まとめ
- OpenAPI JSONを利用してAPI管理と設計書作成を効率化できる
- JSONデータをExcelやGoogleスプレッドシートに変換し、クライアント向けに提出しやすい形式にできる
- ISSUE Documentを使えば、コーディング不要でAPI設計書を他の設計書と連携管理でき、更新の手間を削減できる
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