OpenAPI規格のJSONからAPI管理とAPI設計書を作成する方法

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2025年02月22日 14:21

目次

  1. はじめに
  2. OpenAPIとAPI管理の基本
    • OpenAPIとSwaggerの概要
    • API設計書の必要性
  3. OpenAPI JSONを活用したAPI管理
    • OpenAPIを活用した設計管理
    • API仕様のバージョン管理
    • セキュリティとアクセス管理
  4. OpenAPI JSONからAPI設計書を作成する方法
    • JSONフォーマットの作成
    • Node.jsでExcelやGoogleスプレッドシートへの変換
    • Swagger CodegenやRedocを用いたAPIドキュメント生成
    • Swagger CodegenやRedocではExcelやスプレッドシートに出力できるかの確認
  5. ISSUE Documentでの簡単なAPI設計書作成と管理
    • ISSUE Documentの概要
    • ISSUE Documentならコーディング不要で設計書を連携管理
    • ISSUE Documentの登録と利用方法
  6. まとめ

1. はじめに

API設計書は、開発チーム全体でAPIの仕様を統一し、開発の効率を向上させるために重要です。しかし、多くの開発現場ではAPI設計書の作成や管理に手間がかかることが課題となります。

本記事では、OpenAPI規格のJSONを活用し、API管理と設計書の作成を効率化する方法を解説します。さらに、Swagger(OpenAPI)を活用して、自動生成された設計書を使う方法も紹介します。

また、最終的にはISSUE Documentを使えば、コーディング不要でAPI設計書を他の設計書と連携管理できることを紹介します。


2. OpenAPIとAPI管理の基本

OpenAPIとSwaggerの概要

**OpenAPI(旧Swagger)**は、APIの仕様をJSON/YAML形式で記述する標準規格です。Swagger UIを利用することで、OpenAPI仕様を視覚的に分かりやすく表示できます。

メリット:

  • APIの仕様が統一される
  • 自動的にAPIドキュメントを生成可能
  • 開発者向けのインタラクティブなAPIリファレンスが作れる

API設計書の必要性

API設計書は、以下のような情報を明確にするために重要です。

  • エンドポイント
  • HTTPメソッド
  • リクエストパラメータ
  • レスポンスフォーマット
  • エラーハンドリング

3. OpenAPI JSONを活用したAPI管理

OpenAPIを活用した設計管理

OpenAPI仕様を基に、APIの構造や設計を標準化することで、開発プロセスをスムーズに進めることができます。

API仕様のバージョン管理

OpenAPI仕様は、バージョン管理が容易であり、変更履歴を追跡することが可能です。

セキュリティとアクセス管理

OpenAPI仕様を用いることで、API認証やアクセス制御の管理を体系的に実施できます。


4. OpenAPI JSONからAPI設計書を作成する方法

JSONフォーマットの作成

OpenAPI仕様のJSONを適切なフォーマットで整理し、設計書に反映します。

Node.jsでExcelやGoogleスプレッドシートへの変換

以下のようなNode.jsのスクリプトを利用することで、OpenAPI JSONからExcelやGoogleスプレッドシートへ変換できます。

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Swagger CodegenやRedocを用いたAPIドキュメント生成

Swagger Codegenは、OpenAPI仕様を基に各種プログラミング言語のクライアントやサーバーコードを生成するツールです。

利用方法:

  1. OpenAPI JSONをSwagger Codegenに入力
  2. 必要な言語やフォーマットを指定
  3. コードやドキュメントを生成

Redocは、OpenAPI仕様を基に視覚的に見やすいAPIドキュメントを生成するツールです。

利用方法:

  1. OpenAPI JSONをRedocに読み込む
  2. ドキュメントのスタイルをカスタマイズ
  3. APIの仕様をブラウザで閲覧

Swagger CodegenやRedocではExcelやスプレッドシートに出力できるかの確認

現在のところ、Swagger CodegenやRedocはExcelやGoogleスプレッドシートへの出力をサポートしていません。そのため、Excelに変換したい場合はNode.jsや他の手法を用いる必要があります。


5. ISSUE Documentでの簡単なAPI設計書作成と管理

ISSUE Documentの概要

ISSUE Document は、API設計書を簡単に作成・管理できるツールです。

ISSUE Documentのメリット

  • コーディング不要で、API設計書をExcelやGoogleスプレッドシート形式でエクスポート可能
  • データベース設計書や画面設計書とデータを連携し、統一管理が可能
  • 設計変更がリアルタイムに反映されるため、更新の手間を省ける

ISSUE Documentの詳細はこちら

ISSUE Documentの登録と利用方法

  1. ISSUE Documentへのログイン (事前にISSUEプラットフォームへのご登録が必要です
  2. API設計のテンプレートを利用
  3. エンドポイントやパラメータを入力
  4. 自動でAPI設計書が生成され、ExcelやGoogleスプレッドシート形式でエクスポート可能

6. まとめ

  • OpenAPI JSONを利用してAPI管理と設計書作成を効率化できる
  • JSONデータをExcelやGoogleスプレッドシートに変換し、クライアント向けに提出しやすい形式にできる
  • ISSUE Documentを使えば、コーディング不要でAPI設計書を他の設計書と連携管理でき、更新の手間を削減できる

[cv:issue_marketplace]

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