# Azure ADでシングルサインオン（SSO）を構成する方法

## 目次

1. はじめに

2. シングルサインオン（SSO）とは

3. Azure Active Directory（Azure AD）とは

4. Azure ADによるSSOの利点

5. Azure ADでSSOを構成するための準備

   - 5.1 サービスプロバイダーの確認

   - 5.2 要求される属性の整理

   - 5.3 ユーザーアカウントの整備

6. Azure ADでSSOを構成する手順

   - 6.1 Azure ADポータルへのアクセス

   - 6.2 アプリケーションの登録

   - 6.3 SSO構成の設定

   - 6.4 ユーザーへのアクセス権限付与

7. ベストプラクティスと注意点

8. まとめ

## 1. はじめに

本記事では、Azure Active Directory（Azure AD）を使用してシングルサインオン（SSO）を構成する方法について解説します。SSOを導入することで、ユーザーエクスペリエンスの向上や管理コストの削減を実現できます。具体的な設定手順からベストプラクティスに至るまで、初心者でも理解しやすく丁寧に説明します。

## 2. シングルサインオン（SSO）とは

シングルサインオン（SSO）は、一度のログインで複数のサービスにアクセスできる仕組みです。これにより、ユーザーは複数のIDやパスワードを管理する手間を省き、安全かつスムーズにサービスを利用できます。

## 3. Azure Active Directory（Azure AD）とは

Azure ADは、Microsoftが提供するクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービスです。組織内のユーザーやリソースへ安全なアクセスを提供する機能を持ち、SSOのメカニズムを簡単に実装できます。

## 4. Azure ADによるSSOの利点

Azure ADを用いることで、以下の利点があります。

- セキュリティの強化

- 生産性の向上

- 管理コストの削減

- ユーザー体験の向上

## 5. Azure ADでSSOを構成するための準備

### 5.1 サービスプロバイダーの確認

利用する各サービスプロバイダーがAzure ADと連携可能であることを確認します。必要に応じてAzureマーケットプレイスを参照してください。

### 5.2 要求される属性の整理

サービスプロバイダーが要求するユーザー属性（例：メールアドレス、役職など）を整理しておきます。

### 5.3 ユーザーアカウントの整備

SSO対象のユーザーがAzure ADに登録されていることを確認し、最新の情報に更新しておきます。

## 6. Azure ADでSSOを構成する手順

### 6.1 Azure ADポータルへのアクセス

1. Azureポータル（https://portal.azure.com）にサインインし、Azure Active Directoryを選択します。

### 6.2 アプリケーションの登録

1. 「エンタープライズアプリケーション」から「新しいアプリケーション」をクリックします。

2. アプリケーションギャラリーからサービスを検索して登録するか、自分でカスタムアプリケーションを登録します。

### 6.3 SSO構成の設定

1. 登録したアプリケーションの設定画面から「シングルサインオン」を選択。

2. SAMLやOAuth、OpenID ConnectなどのSSOプロトコルに基づいて構成を行います。

3. サービスプロバイダーから提供されたメタデータや情報を入力します。

### 6.4 ユーザーへのアクセス権限付与

1. 「ユーザーとグループ」セクションから、アプリケーションへのアクセスを許可するユーザーやグループを追加します。

## 7. ベストプラクティスと注意点

- SSO設定後は、必ず動作確認を行い、期待通りの認証が行われることを確認します。

- セキュリティポリシーを再確認し、SSOを導入することが組織内のセキュリティポリシーに適合していることを確認します。

- 定期的にアクセスログやイベントログを確認し、不審なアクセスがないか監視します。

## 8. まとめ

Azure ADを用いたSSOの導入は、ユーザーの利便性と組織のセキュリティを向上させる重要なステップです。適切な手順を踏むことで、スムーズかつ安全にSSOを実現することができます。是非本記事を参考にして、実際の実装に役立ててください。

Azure ADでシングルサインオン（SSO）を構成する方法

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）