kintone開発でできること・できないこと
2025年02月20日 9:18
kintone(キントーン)は、サイボウズが提供する業務アプリ構築プラットフォームです。プログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップで業務システムを作成できるため、中小企業から大企業まで幅広く導入されています。しかし、kintoneには「できること」と「できないこと」があり、事前に理解しておくことが重要です。本記事では、kintoneの開発で可能なことと、その限界について詳しく解説します。
kintoneの最大の魅力は、プログラミング不要で業務アプリを構築できる点です。
kintoneの標準機能では対応できない部分も、JavaScriptを使ったカスタマイズで強化できます。
kintoneはAPIを提供しており、外部システムとのデータ連携が可能です。
公式・サードパーティ製のプラグインを導入することで、カスタマイズ不要で機能拡張できます。
kintoneはスマートフォンやタブレットにも対応しており、外出先でもデータを入力・閲覧できます。
kintoneはフィルタや検索機能を備えていますが、大規模データの処理や複雑なクエリには向いていません。
kintoneにはワークフロー機能がありますが、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)ツールのような高度な機能はありません。
kintoneはシンプルな業務アプリに適していますが、ERPやCRMのような大規模システムには適していません。
kintoneのデザインはシンプルであり、高度なUI/UXのカスタマイズは難しいです。
kintone単体ではAIや機械学習の機能を持っていません。
項目 | できること | できないこと |
---|---|---|
業務アプリ作成 | ノーコードで業務アプリを構築 | 複雑な業務システムの統合には不向き |
検索機能 | フィルタ・条件検索が可能 | 高度なSQL検索は不可 |
カスタマイズ | JavaScriptで機能拡張 | 高度なUI/UXカスタマイズは難しい |
API連携 | 外部システムとデータ連携 | ERPやCRMとの完全統合は困難 |
ワークフロー | シンプルな承認フローを作成 | 並列処理や複雑なフローは実装困難 |
AI活用 | ChatGPT APIなどと連携可能 | 機械学習の組み込みは不可 |
kintoneは、小規模〜中規模の業務アプリを迅速に構築するのに適したプラットフォームですが、高度な検索・分析機能やAI活用が必要な場合は外部連携が必要になります。
カスタマイズ次第で可能な範囲も広がるため、**「どこまでをkintoneで実装し、どこからを外部システムで補うか」**を事前に整理することが重要です。
kintoneを活用したいが、どこまでカスタマイズすべきか迷っている方は、お気軽にご相談ください!
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