Supabase × Vercelの連携方法

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2025年04月12日 16:23

Supabase と Vercel の連携は、リアルタイム機能とサーバーレスアプリケーションを組み合わせる強力な方法です。以下では、Supabase のバックエンドサービスを利用しつつ、フロントエンドを Vercel 上で提供するための設定とデプロイ方法を解説します。

Supabase × Vercel の連携方法

目次

  1. はじめに
  2. Supabase のセットアップ
    2.1 プロジェクトの作成
    2.2 API キーの取得
  3. Vercel のセットアップ
    3.1 プロジェクトの作成
    3.2 環境変数の設定
  4. Supabase と Vercel の統合
    4.1 API エンドポイントの設定
    4.2 サンプルコードでの連携
  5. デプロイと動作確認
    5.1 デプロイ方法
    5.2 動作確認ポイント
  6. 考慮すべきポイント
    6.1 セキュリティの考慮
    6.2 スケーラビリティの考慮
  7. まとめ

1. はじめに

Supabase は、フルマネージドの PostgreSQL データベースにリアルタイム機能を備えたバックエンドサービスを提供します。一方、Vercel はフロントエンド用のデプロイプラットフォームで、Next.js を中心とするウェブアプリケーションのホスティングと継続的デプロイ(CI/CD)を実現します。この二つを組み合わせれば、高機能なサーバーレスアプリケーションを短時間で構築することが可能です。

2. Supabase のセットアップ

2.1 プロジェクトの作成

Supabase のウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成します。その後、プロジェクトダッシュボードで新しいプロジェクトを作成します。

2.2 API キーの取得

プロジェクト設定の API セクションで、anonservice_role の API キーを取得します。これらは Vercel 側で必要となるため、安全に保管してください。

3. Vercel のセットアップ

3.1 プロジェクトの作成

Vercel の公式サイトからアカウントを作成し、新しいプロジェクトを作成します。GitHub や GitLab のリポジトリと連携して、プロジェクトを Vercel にデプロイします。

3.2 環境変数の設定

Supabase プロジェクトの URL および API キーを Vercel のプロジェクト設定に環境変数として追加します。通常、環境変数は SUPABASE_URLSUPABASE_ANON_KEY として設定します。

img

4. Supabase と Vercel の統合

4.1 API エンドポイントの設定

フロントエンドから Supabase の API を利用するために、HTTP リクエストを送ります。以下は Next.js アプリ内での簡単なエンドポイント設定です。

img

4.2 サンプルコードでの連携

上記のコードを Next.js プロジェクトの API ディレクトリに配置し、Supabase のデータベース操作を実現します。

5. デプロイと動作確認

5.1 デプロイ方法

Vercel CLI やウェブインターフェイスを通じてプロジェクトをデプロイします。git のプッシュにより自動的にデプロイプロセスが開始されるよう設定することも可能です。

5.2 動作確認ポイント

  • API からデータを正常に取得できるか
  • UI 上で動的なデータの表示ができているか

6. 考慮すべきポイント

6.1 セキュリティの考慮

  • 環境変数として機密キーを管理し、コードベースにハードコードしない
  • Supabase のサービスロールキーは保護された場所にのみ保存し、公開しない

6.2 スケーラビリティの考慮

  • Vercel の無料プランにはリソース制限があるため、負荷に応じてプランをアップグレード
  • Supabase のパフォーマンス設定を最適化し、大量アクセスに備える

7. まとめ

Supabase と Vercel を連携することで、効率的なサーバーレスアプリケーションのセットアップが可能です。適切な環境変数管理、セキュリティ対策、そしてスケーラビリティの考慮を忘れずに、最適なデプロイ環境を構築してください。次回は、より詳細なスケーラビリティの改善策について触れる予定です。

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