# JWTのiss（issuer）とaud（audience）の使い方

## 目次
1. はじめに
2. JWTとは
   1-1. JWTの構造
   1-2. 用途と利点
3. iss（issuer）の役割
   3-1. issの定義
   3-2. issの設定方法
4. aud（audience）の役割
   4-1. audの定義
   4-2. audの設定方法
5. issとaudの使用例
6. セキュリティの考慮点
7. まとめ

## 1. はじめに
JSON Web Token（JWT）は、コンパクトでURLセーフなトークンフォーマットとして、クラウド環境や分散システムでの認証と情報交換に利用されています。JWTは、複雑な認証システムを簡素化し、すばやく信頼性のある認証を実現します。この記事では、JWTのクレームで重要な役割を果たす`iss`（issuer）と`aud`（audience）について詳しく説明します。

## 2. JWTとは
### 1-1. JWTの構造
JWTは3つの部分から成る構造で、これらはヘッダー、ペイロード、そして署名によって構成されています。各部分はBase64でエンコードされ、ドットで区切られています。

1. **ヘッダー**: 使用するアルゴリズムやトークンタイプを指定します。
2. **ペイロード**: 使用者情報や発行日などのクレームデータを含みます。
3. **署名**: JWTの信頼性を保証するため、ヘッダーとペイロードを署名します。

### 1-2. 用途と利点
- **認証**: クライアントとサーバー間でユーザーの認証情報を安全に伝えるために使用されます。
- **情報交換**: 信頼できる情報の安全でコンパクトな交換が可能です。

## 3. iss（issuer）の役割
### 3-1. issの定義
`iss`（issuer）はJWT発行者の識別を目的とするクレームです。このクレームを利用することで、トークンを発行した信頼できる発行者からのものであるかを受信者が確認することができます。

### 3-2. issの設定方法
`iss`クレームは、トークンの生成時に指定します。通常は発行元のドメインやサービス名が設定されます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. aud（audience）の役割
### 4-1. audの定義
`aud`（audience）はJWTの受取人を特定するクレームです。このクレームを利用することで、トークンが特定の受信者のために発行されたものであるかを確認できます。

### 4-2. audの設定方法
`aud`クレームもトークンの生成時に設定されます。受取人として指定するクライアントIDやユーザー群を示す文字列リストが含まれます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. issとaudの使用例
各クレームの活用により、JWTの信頼性が向上します。たとえば、認証サーバーが特定のAPIサーバーに対してJWTを発行するシナリオでは、`iss`クレームに認証サーバーのURLを設定し、`aud`クレームにAPIサーバーの識別子を設定することで、認証およびサービス利用を特定の関係に限定できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. セキュリティの考慮点
JWTを使う際は以下の点に留意しましょう。
- クレーム内容を検証する：信頼できる発行者（iss）が設定されているか、受取人（aud）が正しいかを検証します。
- 署名の確認：トークンの署名を秘密鍵や公開鍵で検証し、トークンが改ざんされていないことを確認します。
- 期限の確認：`exp`（有効期限）クレームを適切に設定し、トークンが期限切れでないことを確認します。

## 7. まとめ
`iss`と`aud`は、JWTの信頼性を担保するための基本的なクレームです。正しい設定と検証を行うことで、よりセキュアで信頼できる認証および情報交換を実現できます。JWTの運用に際しては、これらのクレームを活用し、適切なセキュリティ対策を講じましょう。

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# JWTのiss（issuer）とaud（audience）の使い方

## 目次
1. はじめに
2. JWTとは
   1-1. JWTの構造
   1-2. 用途と利点
3. iss（issuer）の役割
   3-1. issの定義
   3-2. issの設定方法
4. aud（audience）の役割
   4-1. audの定義
   4-2. audの設定方法
5. issとaudの使用例
6. セキュリティの考慮点
7. まとめ

## 1. はじめに
JSON Web Token（JWT）は、コンパクトでURLセーフなトークンフォーマットとして、クラウド環境や分散システムでの認証と情報交換に利用されています。JWTは、複雑な認証システムを簡素化し、すばやく信頼性のある認証を実現します。この記事では、JWTのクレームで重要な役割を果たす`iss`（issuer）と`aud`（audience）について詳しく説明します。

## 2. JWTとは
### 1-1. JWTの構造
JWTは3つの部分から成る構造で、これらはヘッダー、ペイロード、そして署名によって構成されています。各部分はBase64でエンコードされ、ドットで区切られています。

1. **ヘッダー**: 使用するアルゴリズムやトークンタイプを指定します。
2. **ペイロード**: 使用者情報や発行日などのクレームデータを含みます。
3. **署名**: JWTの信頼性を保証するため、ヘッダーとペイロードを署名します。

### 1-2. 用途と利点
- **認証**: クライアントとサーバー間でユーザーの認証情報を安全に伝えるために使用されます。
- **情報交換**: 信頼できる情報の安全でコンパクトな交換が可能です。

## 3. iss（issuer）の役割
### 3-1. issの定義
`iss`（issuer）はJWT発行者の識別を目的とするクレームです。このクレームを利用することで、トークンを発行した信頼できる発行者からのものであるかを受信者が確認することができます。

### 3-2. issの設定方法
`iss`クレームは、トークンの生成時に指定します。通常は発行元のドメインやサービス名が設定されます。

```json
{
  "iss": "https://auth.example.com"
}
```

## 4. aud（audience）の役割
### 4-1. audの定義
`aud`（audience）はJWTの受取人を特定するクレームです。このクレームを利用することで、トークンが特定の受信者のために発行されたものであるかを確認できます。

### 4-2. audの設定方法
`aud`クレームもトークンの生成時に設定されます。受取人として指定するクライアントIDやユーザー群を示す文字列リストが含まれます。

```json
{
  "aud": "client_id_xyz"
}
```

## 5. issとaudの使用例
各クレームの活用により、JWTの信頼性が向上します。たとえば、認証サーバーが特定のAPIサーバーに対してJWTを発行するシナリオでは、`iss`クレームに認証サーバーのURLを設定し、`aud`クレームにAPIサーバーの識別子を設定することで、認証およびサービス利用を特定の関係に限定できます。

```json
{
  "iss": "https://auth.example.com",
  "aud": "https://api.example.com",
  "sub": "user12345",
  "exp": 1700000000
}
```

## 6. セキュリティの考慮点
JWTを使う際は以下の点に留意しましょう。
- クレーム内容を検証する：信頼できる発行者（iss）が設定されているか、受取人（aud）が正しいかを検証します。
- 署名の確認：トークンの署名を秘密鍵や公開鍵で検証し、トークンが改ざんされていないことを確認します。
- 期限の確認：`exp`（有効期限）クレームを適切に設定し、トークンが期限切れでないことを確認します。

## 7. まとめ
`iss`と`aud`は、JWTの信頼性を担保するための基本的なクレームです。正しい設定と検証を行うことで、よりセキュアで信頼できる認証および情報交換を実現できます。JWTの運用に際しては、これらのクレームを活用し、適切なセキュリティ対策を講じましょう。

エンジニアとしてさらなる挑戦を求めているなら、次世代プラットフォーム「ISSUE」があなたのキャリアをサポートします。登録プロジェクト数が豊富で、スキルを最大限に活かせる案件が見つかります。ぜひ、詳細をチェックしてみてください。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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