### 目次

1. はじめに
    1.1. 背景
    1.2. 本記事の目的
2. CodeBuildとCodeGuru Reviewerの概要
    2.1. CodeBuildとは
    2.2. CodeGuru Reviewerとは
3. CodeBuildとCodeGuru Reviewerの連携のメリット
4. 連携の設定手順
    4.1. CodeBuildの設定
    4.2. CodeGuru Reviewerの設定
    4.3. IAMロールの設定
5. 実際の連携動作の流れ
6. 注意点とベストプラクティス
7. まとめ

### 1. はじめに

#### 1.1. 背景

AWSが提供する開発支援ツールであるCodeBuildとCodeGuru Reviewerは、ソフトウェア開発の生産性とコードの品質を向上させるための強力なツールです。特にCodeBuildはコンティニュアスインテグレーション（CI）サービスとして、CodeGuru Reviewerはコードレビューとセキュリティ分析を支援するツールとして利用されています。

#### 1.2. 本記事の目的

本記事では、AWSのCodeBuildとCodeGuru Reviewerを連携させ、コードレビューを自動化する方法を具体的に解説します。これにより、開発プロセスにおいてコードの品質を維持しつつ、効率的に作業を進める方法を学びます。

### 2. CodeBuildとCodeGuru Reviewerの概要

#### 2.1. CodeBuildとは

CodeBuildはAWSが提供する完全マネージド型のビルドサービスであり、ソースコードをコンパイルし、テストを実行し、デプロイするためのツールです。サーバーをプロビジョニングする必要がなく、継続的なスケーラビリティを実現できます。

#### 2.2. CodeGuru Reviewerとは

CodeGuru ReviewerはAWSのサービスで、機械学習を利用してコードレビューを自動化します。これにより、潜在的な脆弱性を特定し、パフォーマンスのボトルネックを見つけることができます。

### 3. CodeBuildとCodeGuru Reviewerの連携のメリット

- **効率化**: コードレビューを自動化することで、開発者の負担を軽減し、より重要な業務に集中できます。
- **品質向上**: 機械学習を用いた高度な分析により、コードの品質を維持できます。
- **迅速なフィードバック**: PRやコミットに対して、すぐにフィードバックを得ることができます。

### 4. 連携の設定手順

#### 4.1. CodeBuildの設定

1. **プロジェクトの設定**:
   - AWS Management ConsoleでCodeBuildを開き、新しいプロジェクトを作成します。
   - ソース、設定、環境などの基本情報を入力します。

2. **Buildspecファイルの配置**:
   - リポジトリに`buildspec.yml`を配置し、必要なテストコマンドを記述します。

#### 4.2. CodeGuru Reviewerの設定

1. **リポジトリの接続**:
   - CodeGuru Reviewerを開き、対象とするリポジトリを接続します。GitHub、CodeCommitなどを使用可能です。

2. **分析対象の設定**:
   - 具体的にレビューを行いたいプルリクエストやブランチを指定します。

#### 4.3. IAMロールの設定

- **適切な権限の付与**: CodeBuildとCodeGuru Reviewerが適切に連携できるよう、IAMロールに必要な権限を付与します。

```yaml
PolicyDocument:
  Version: "2012-10-17"
  Statement:
    - Effect: "Allow"
      Action:
        - "codeguru-reviewer:*"
        - "codebuild:*"
      Resource: "*"
```

### 5. 実際の連携動作の流れ

- **コードのコミットまたはプルリクエスト発生時**: CodeBuildがトリガーされ、ビルド及びテストが行われます。
- **CodeGuru Reviewerによる分析**: ビルド結果をもとにCodeGuru Reviewerが自動的にコードを分析し、結果をダッシュボードに反映します。

### 6. 注意点とベストプラクティス

- バージョン管理システムとCodeGuruの同期を頻繁に行い、最新のレビュー結果を確認すること。
- セキュリティを考慮し、必要最低限のIAM権限を設定すること。
- ビルド時間を最適化し、迅速なフィードバックを得るために並列ビルドを活用すること。

### 7. まとめ

CodeBuildとCodeGuru Reviewerを連携させることで、開発プロセスの一環としてコードレビューを自動化でき、開発者の生産性とコードの品質向上に貢献します。新しいテクノロジーを活用して、より効率的かつ信頼性の高いソフトウェア開発を実現しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

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