NoSQL vs RDB:Webシステム構築時の最適な選択とは?
2025年03月01日 9:27
Webシステムを構築する際、データベースの選択は非常に重要です。従来はRDB(リレーショナルデータベース)が主流でしたが、大量データの高速処理が求められる現在ではNoSQL(Non-Relational Database)も広く利用されています。本記事では、NoSQLとRDBを比較し、Webシステムにおける最適な選択肢を解説します。
NoSQLとは、非リレーショナルなデータベースの総称です。主に以下の4種類に分類されます。
特徴:
RDB(Relational Database)は、テーブル構造を持つデータベースです。代表的なRDBは以下のとおりです。
特徴:
比較項目 | NoSQL | RDB |
---|---|---|
データモデル | 柔軟(スキーマレス) | 固定スキーマ |
スケーラビリティ | 水平スケール(スケールアウト) | 垂直スケール(スケールアップ) |
パフォーマンス | 大量データの読み書きに強い | トランザクション処理に強い |
一貫性 | 最終的整合性(BASE) | 強整合性(ACID) |
クエリの柔軟性 | データ型によってはSQLが使えない | SQLを活用できる |
管理のしやすさ | サービスごとに異なる | 一般的に管理しやすい |
ツール | 特徴 |
---|---|
MongoDB | ドキュメント指向DB。JSON形式で柔軟なデータ管理が可能 |
Redis | キーバリューストアで、高速なキャッシュ用途に最適 |
Cassandra | 高可用性と分散性を備えたカラム指向DB |
DynamoDB | AWSのマネージドNoSQLサービス。スケーラビリティが高い |
ツール | 特徴 |
---|---|
MySQL | 世界で最も使われるオープンソースRDB |
PostgreSQL | 高機能なRDBで、拡張性とSQLの強みを持つ |
SQL Server | Microsoft製のエンタープライズ向けRDB |
Oracle Database | 大規模システムに最適なRDBMS |
NoSQLとRDBはそれぞれ異なる特性を持ち、用途に応じて選択することが重要です。
「スケーラビリティ・パフォーマンス重視ならNoSQL」「整合性・データ構造の厳密性が必要ならRDB」 という基準で選びましょう。
最適なデータベースを選び、Webシステムの成功につなげてください!
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