
### Azure CLI を使った環境変数（App Settings）の設定方法

Azure CLI は、マイクロソフトのクラウドプラットフォームである Azure 上でリソースを管理するための強力なツールです。Azure App Service にデプロイされたWebアプリケーションに環境変数（App Settings）を設定することは、アプリケーションの設定を柔軟に管理し、異なる環境（開発、ステージング、本番）での構成差を管理する上で非常に重要です。この記事では、Azure CLI を使って Web アプリケーションの環境変数を設定する方法について解説します。

#### 目次

1. はじめに
2. Azure CLI のインストールと初期設定
   1. Azure CLI のインストール手順
   2. Azure アカウントへのログイン
3. 環境変数の設定方法
   1. 単一の環境変数を設定
   2. 複数の環境変数を一括設定
4. 環境変数の取得と確認
5. トラブルシューティング
6. まとめ

#### 1. はじめに
Azure App Service は、Webアプリケーションをホストするためのプラットフォームサービス (PaaS) で、複雑なインフラ管理を行うことなく、アプリケーションの実行環境を提供します。環境変数を使用することで、アプリケーションの設定を管理しやすくし、ソースコードと設定を分離することができます。

#### 2. Azure CLI のインストールと初期設定

##### 2.1 Azure CLI のインストール手順

Azure CLI は、様々なプラットフォームでインストール可能です。以下に代表的なインストール手順を示します。

- **Windows**: 
  ```shell
  Invoke-WebRequest -Uri https://aka.ms/installazurecliwindows -OutFile .\AzureCLI.msi; Start-Process msiexec.exe -ArgumentList '/I AzureCLI.msi /quiet' -Wait
  ```

- **macOS**: 
  ```shell
  brew update && brew install azure-cli
  ```

- **Linux**: 
  ```shell
  curl -sL https://aka.ms/InstallAzureCLIDeb | sudo bash
  ```

##### 2.2 Azure アカウントへのログイン

CLI を使用するためには、最初に Azure アカウントにログインします。
![img](/mosaic-code.jpg)

ログイン後にブラウザが開き、Azure サインイン画面が表示されます。そこで資格情報を入力し、サインインを完了します。

#### 3. 環境変数の設定方法

Azure アプリケーションの環境変数は、`App Settings` として管理されます。

##### 3.1 単一の環境変数を設定

単一の環境変数を設定するには、以下のコマンドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

具体例:
![img](/mosaic-code.jpg)

##### 3.2 複数の環境変数を一括設定

一度に複数の環境変数を設定することも可能です。JSON ファイルを使用して設定することをお勧めします。以下に手順を示します。

1. `appsettings.json` というファイルを作成し、以下のように設定を記述します。

    ```json
    {
      "APP_ENV": "production",
      "DATABASE_URL": "mysql://user:password@hostname/db",
      "API_KEY": "your-api-key"
    }
    ```

2. 以下のコマンドで設定を適用します。

    ```shell
    az webapp config appsettings set --name <AppServiceName> --resource-group <ResourceGroupName> --settings @appsettings.json
    ```

#### 4. 環境変数の取得と確認

設定した環境変数を確認するには、以下のコマンドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 5. トラブルシューティング

- **ログインエラー**: `az login` コマンドがうまくいかない場合は、CLI を管理者権限で再実行し、ネットワークの接続状態を確認してください。
- **アクセス権エラー**: 設定適用時に権限エラーが発生する場合、アカウントが適切なロール（例：Web Site Contributor）を持っているか確認してください。

#### 6. まとめ

Azure CLI を使用することで、アプリケーションの環境変数を効率的に管理できます。環境変数の管理を適切に行うことで、アプリケーションの設定を変更する際にもコードの変更が不要になり、開発および運用の柔軟性が向上します。これにより、よりセキュアでスケーラブルなアプリケーションを構築することが可能になります。 [cv:issue_marketplace_engineer]


### Azure CLI を使った環境変数（App Settings）の設定方法

Azure CLI は、マイクロソフトのクラウドプラットフォームである Azure 上でリソースを管理するための強力なツールです。Azure App Service にデプロイされたWebアプリケーションに環境変数（App Settings）を設定することは、アプリケーションの設定を柔軟に管理し、異なる環境（開発、ステージング、本番）での構成差を管理する上で非常に重要です。この記事では、Azure CLI を使って Web アプリケーションの環境変数を設定する方法について解説します。

#### 目次

1. はじめに
2. Azure CLI のインストールと初期設定
   1. Azure CLI のインストール手順
   2. Azure アカウントへのログイン
3. 環境変数の設定方法
   1. 単一の環境変数を設定
   2. 複数の環境変数を一括設定
4. 環境変数の取得と確認
5. トラブルシューティング
6. まとめ

#### 1. はじめに
Azure App Service は、Webアプリケーションをホストするためのプラットフォームサービス (PaaS) で、複雑なインフラ管理を行うことなく、アプリケーションの実行環境を提供します。環境変数を使用することで、アプリケーションの設定を管理しやすくし、ソースコードと設定を分離することができます。

#### 2. Azure CLI のインストールと初期設定

##### 2.1 Azure CLI のインストール手順

Azure CLI は、様々なプラットフォームでインストール可能です。以下に代表的なインストール手順を示します。

- **Windows**: 
  ```shell
  Invoke-WebRequest -Uri https://aka.ms/installazurecliwindows -OutFile .\AzureCLI.msi; Start-Process msiexec.exe -ArgumentList '/I AzureCLI.msi /quiet' -Wait
  ```

- **macOS**: 
  ```shell
  brew update && brew install azure-cli
  ```

- **Linux**: 
  ```shell
  curl -sL https://aka.ms/InstallAzureCLIDeb | sudo bash
  ```

##### 2.2 Azure アカウントへのログイン

CLI を使用するためには、最初に Azure アカウントにログインします。
```shell
az login
```

ログイン後にブラウザが開き、Azure サインイン画面が表示されます。そこで資格情報を入力し、サインインを完了します。

#### 3. 環境変数の設定方法

Azure アプリケーションの環境変数は、`App Settings` として管理されます。

##### 3.1 単一の環境変数を設定

単一の環境変数を設定するには、以下のコマンドを使用します。

```shell
az webapp config appsettings set --name <AppServiceName> --resource-group <ResourceGroupName> --settings "KEY=value"
```

具体例:
```shell
az webapp config appsettings set --name myAppService --resource-group myResourceGroup --settings "DATABASE_URL=mysql://user:password@hostname/db"
```

##### 3.2 複数の環境変数を一括設定

一度に複数の環境変数を設定することも可能です。JSON ファイルを使用して設定することをお勧めします。以下に手順を示します。

1. `appsettings.json` というファイルを作成し、以下のように設定を記述します。

    ```json
    {
      "APP_ENV": "production",
      "DATABASE_URL": "mysql://user:password@hostname/db",
      "API_KEY": "your-api-key"
    }
    ```

2. 以下のコマンドで設定を適用します。

    ```shell
    az webapp config appsettings set --name <AppServiceName> --resource-group <ResourceGroupName> --settings @appsettings.json
    ```

#### 4. 環境変数の取得と確認

設定した環境変数を確認するには、以下のコマンドを使用します。

```shell
az webapp config appsettings list --name <AppServiceName> --resource-group <ResourceGroupName>
```

#### 5. トラブルシューティング

- **ログインエラー**: `az login` コマンドがうまくいかない場合は、CLI を管理者権限で再実行し、ネットワークの接続状態を確認してください。
- **アクセス権エラー**: 設定適用時に権限エラーが発生する場合、アカウントが適切なロール（例：Web Site Contributor）を持っているか確認してください。

#### 6. まとめ

Azure CLI を使用することで、アプリケーションの環境変数を効率的に管理できます。環境変数の管理を適切に行うことで、アプリケーションの設定を変更する際にもコードの変更が不要になり、開発および運用の柔軟性が向上します。これにより、よりセキュアでスケーラブルなアプリケーションを構築することが可能になります。 

Azure CLI を使った環境変数（App Settings）の設定方法

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