# CloudWatch Container InsightsでEKSクラスタを監視する方法

## 目次

1. 1-1 EKSクラスタ統合の概要
2. 1-2 必要条件
3. 1-3 CloudWatch Container Insightsの有効化
4. 1-4 メトリクスの収集と表示
5. 1-5 ログの監視
6. 1-6 カスタムメトリクスの設定
7. 1-7 エラーと通知の管理
8. 1-8 コストの最適化
9. 1-9 よくある質問
10. 1-10 まとめ

## 1-1 EKSクラスタ統合の概要

Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) クラスタを監視するために、CloudWatch Container Insightsを使用します。これにより、クラスタ、ノード、POD、サービスのパフォーマンス指標をリアルタイムで取得し、詳細な分析が可能となります。

## 1-2 必要条件

開始する前に、以下の項目を確認してください:

- AWS CLIがインストールされ、初期設定されていること
- EKSクラスタが動作していること
- CloudWatch権限を持つIAMロールが設定されていること

## 1-3 CloudWatch Container Insightsの有効化

Container InsightsはAWS CLIやAWS Management Consoleを使用して有効化できます。

### AWS CLIを使用しての有効化例

![img](/mosaic-code.jpg)

上記コマンドは、EKSクラスタのすべての監査ログを有効にします。

## 1-4 メトリクスの収集と表示

### DatadogやPrometheusとの統合

EKSクラスタのメトリクスは、CloudWatchメトリクスビューやPrometheusプラグインを使用してリアルタイムで表示できます。以下は、主なメトリクスの例です:

- CPUおよびメモリの使用率
- ネットワークの入出トラフィック
- ストレージの入出力

### CloudWatchダッシュボードを作成する

ダッシュボードを使って、複数のメトリクスを一括で監視し、障害を迅速に確認します。

## 1-5 ログの監視

CloudWatch Logsを利用すると、Kubernetesからのログデータを一箇所に集約して管理することができます。以下の手順でログを確認できます。

### ロググループの作成

EKSクラスタからログを送信するために、CloudWatch Logsに新しいロググループをセットアップします。

## 1-6 カスタムメトリクスの設定

CloudWatch Agentを使用して独自のメトリクスを設定し、既存のKubernetesメトリクスに追加できます。

### 設定例

![img](/mosaic-code.jpg)

## 1-7 エラーと通知の管理

CloudWatchアラームを設定することで、EKS環境で発生する問題を即座に把握し、対処することができます。

### アラームの作成手順

1. CloudWatchコンソールに移動
2. アラームを選択/作成
3. メトリクスとしきい値を設定する

## 1-8 コストの最適化

CloudWatchメトリクスとログ収集のコストを最適化するために以下を行います。

- 不要なログの収集を停止
- メトリクスの収集頻度を調整
- 使用していないアラームを削除

## 1-9 よくある質問

### Q1: Container Insightsを使用するとどのような利点がありますか？
A1: Container Insightsを使用することで、Kubernetesクラスタの動作状態を詳細に監視し、リソースの利用効率を最大化できます。

### Q2: 精度を高めるために何をすべきですか？
A2: 適切なしきい値の設定とメトリクス更新頻度の調整が重要です。

## 1-10 まとめ

EKSクラスタの監視は、システムの安定性およびパフォーマンスを確保するために不可欠です。CloudWatch Container Insightsを活用することで、重要なメトリクスとログの一元管理が実現でき、効率的な運用管理が可能となります。具体的な手順を実施することで、最適な設定が可能です。

エラーの迅速な検知と対応を実現するための高度なアラート設定を駆使し、運用コストの最適化を常に意識することが重要です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# CloudWatch Container InsightsでEKSクラスタを監視する方法

## 目次

1. 1-1 EKSクラスタ統合の概要
2. 1-2 必要条件
3. 1-3 CloudWatch Container Insightsの有効化
4. 1-4 メトリクスの収集と表示
5. 1-5 ログの監視
6. 1-6 カスタムメトリクスの設定
7. 1-7 エラーと通知の管理
8. 1-8 コストの最適化
9. 1-9 よくある質問
10. 1-10 まとめ

## 1-1 EKSクラスタ統合の概要

Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) クラスタを監視するために、CloudWatch Container Insightsを使用します。これにより、クラスタ、ノード、POD、サービスのパフォーマンス指標をリアルタイムで取得し、詳細な分析が可能となります。

## 1-2 必要条件

開始する前に、以下の項目を確認してください:

- AWS CLIがインストールされ、初期設定されていること
- EKSクラスタが動作していること
- CloudWatch権限を持つIAMロールが設定されていること

## 1-3 CloudWatch Container Insightsの有効化

Container InsightsはAWS CLIやAWS Management Consoleを使用して有効化できます。

### AWS CLIを使用しての有効化例

```bash
aws eks update-cluster-config \
    --name my-cluster-name \
    --region us-west-2 \
    --logging '{"clusterLogging":[{"types":["api", "audit", "authenticator", "controllerManager", "scheduler"], "enabled":true}]}'
```

上記コマンドは、EKSクラスタのすべての監査ログを有効にします。

## 1-4 メトリクスの収集と表示

### DatadogやPrometheusとの統合

EKSクラスタのメトリクスは、CloudWatchメトリクスビューやPrometheusプラグインを使用してリアルタイムで表示できます。以下は、主なメトリクスの例です:

- CPUおよびメモリの使用率
- ネットワークの入出トラフィック
- ストレージの入出力

### CloudWatchダッシュボードを作成する

ダッシュボードを使って、複数のメトリクスを一括で監視し、障害を迅速に確認します。

## 1-5 ログの監視

CloudWatch Logsを利用すると、Kubernetesからのログデータを一箇所に集約して管理することができます。以下の手順でログを確認できます。

### ロググループの作成

EKSクラスタからログを送信するために、CloudWatch Logsに新しいロググループをセットアップします。

## 1-6 カスタムメトリクスの設定

CloudWatch Agentを使用して独自のメトリクスを設定し、既存のKubernetesメトリクスに追加できます。

### 設定例

```json
{
   "metrics": {
       "namespace": "EKS/CustomNamespace",
       "metrics_collected": {
           "disk": {
               "resources": ["*"],
               "measurement": ["used_percent"]
           }
       }
   }
}
```

## 1-7 エラーと通知の管理

CloudWatchアラームを設定することで、EKS環境で発生する問題を即座に把握し、対処することができます。

### アラームの作成手順

1. CloudWatchコンソールに移動
2. アラームを選択/作成
3. メトリクスとしきい値を設定する

## 1-8 コストの最適化

CloudWatchメトリクスとログ収集のコストを最適化するために以下を行います。

- 不要なログの収集を停止
- メトリクスの収集頻度を調整
- 使用していないアラームを削除

## 1-9 よくある質問

### Q1: Container Insightsを使用するとどのような利点がありますか？
A1: Container Insightsを使用することで、Kubernetesクラスタの動作状態を詳細に監視し、リソースの利用効率を最大化できます。

### Q2: 精度を高めるために何をすべきですか？
A2: 適切なしきい値の設定とメトリクス更新頻度の調整が重要です。

## 1-10 まとめ

EKSクラスタの監視は、システムの安定性およびパフォーマンスを確保するために不可欠です。CloudWatch Container Insightsを活用することで、重要なメトリクスとログの一元管理が実現でき、効率的な運用管理が可能となります。具体的な手順を実施することで、最適な設定が可能です。

エラーの迅速な検知と対応を実現するための高度なアラート設定を駆使し、運用コストの最適化を常に意識することが重要です。 

CloudWatch Container InsightsでEKSクラスタを監視する方法

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