# CodePipelineにおけるIAMロールとポリシーの最小構成例

## 目次
1. はじめに
2. CodePipeline用のIAMロールの作成
3. IAMポリシーの設定
    - 3-1. 基本的なポリシー
    - 3-2. 特定サービスのポリシー
4. 実装例
5. セキュリティのベストプラクティス
6. まとめ

## 1. はじめに
AWS CodePipelineは、クラウドベースの継続的デリバリーサービスであり、アプリケーションのコード変更を迅速にビルド、テスト、リリースするのに役立ちます。CodePipelineを使用する際には、パイプラインが他のAWSサービスと連携するために適切なIAMロールとポリシーが必要です。

## 2. CodePipeline用のIAMロールの作成
CodePipelineのパイプラインを作成する際には、必要なIAMロールを設定する必要があります。このロールは、パイプラインが各ステージで異なるAWSサービスを利用するための権限を持ちます。

1. **IAMコンソールにアクセスする**
   - AWS IAMコンソールにログインし、「ロール」を選択します。
2. **新しいロールを作成**
   - 「ロールの作成」をクリックし、「CodePipeline」を選択します。
3. **信頼関係を設定**
   - 次のJSONポリシーを使用して信頼関係を設定します。
     ```json
     {
       "Version": "2012-10-17",
       "Statement": [
         {
           "Effect": "Allow",
           "Principal": {
             "Service": "codepipeline.amazonaws.com"
           },
           "Action": "sts:AssumeRole"
         }
       ]
     }
     ```
4. **ロールの作成完了**
   - ロールに名前を付けて作成を完了します。

## 3. IAMポリシーの設定

### 3-1. 基本的なポリシー
CodePipelineが基本的な操作を行うためのポリシーを設定します。以下は最小限のポリシーの例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. 特定サービスのポリシー
CodePipelineが他のAWSサービス（例えば、CodeBuildやLambda）を使用する場合、そのサービスに応じた追加のポリシーを設定します。

#### CodeBuild用のポリシー例
![img](/mosaic-code.jpg)

#### Lambda用のポリシー例
![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. 実装例

以下は、CloudFormationテンプレートでIAMロールとポリシーを設定する簡単な例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. セキュリティのベストプラクティス
1. **最小権限の原則**: 必要最小限の権限だけをIAMポリシーに設定します。
2. **ロールの分割**: 各ステージで異なるIAMロールを使用して、サービスのセキュリティを保つことを検討します。
3. **ポリシーの定期的な監査**: 使用されなくなった権限や過剰な権限を見直し、ポリシーを更新してください。

## 6. まとめ
AWS CodePipelineを効果的かつ安全に操作するには、適切なIAMロールとポリシーが不可欠です。この記事で紹介した最小構成例をもとに、各プロジェクトの要件に合わせたカスタマイズをすることが、セキュアなCI/CD環境の構築に役立ちます。定期的なポリシーの見直しと最適化を行うことで、AWS環境のセキュリティを継続的に維持できます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# CodePipelineにおけるIAMロールとポリシーの最小構成例

## 目次
1. はじめに
2. CodePipeline用のIAMロールの作成
3. IAMポリシーの設定
    - 3-1. 基本的なポリシー
    - 3-2. 特定サービスのポリシー
4. 実装例
5. セキュリティのベストプラクティス
6. まとめ

## 1. はじめに
AWS CodePipelineは、クラウドベースの継続的デリバリーサービスであり、アプリケーションのコード変更を迅速にビルド、テスト、リリースするのに役立ちます。CodePipelineを使用する際には、パイプラインが他のAWSサービスと連携するために適切なIAMロールとポリシーが必要です。

## 2. CodePipeline用のIAMロールの作成
CodePipelineのパイプラインを作成する際には、必要なIAMロールを設定する必要があります。このロールは、パイプラインが各ステージで異なるAWSサービスを利用するための権限を持ちます。

1. **IAMコンソールにアクセスする**
   - AWS IAMコンソールにログインし、「ロール」を選択します。
2. **新しいロールを作成**
   - 「ロールの作成」をクリックし、「CodePipeline」を選択します。
3. **信頼関係を設定**
   - 次のJSONポリシーを使用して信頼関係を設定します。
     ```json
     {
       "Version": "2012-10-17",
       "Statement": [
         {
           "Effect": "Allow",
           "Principal": {
             "Service": "codepipeline.amazonaws.com"
           },
           "Action": "sts:AssumeRole"
         }
       ]
     }
     ```
4. **ロールの作成完了**
   - ロールに名前を付けて作成を完了します。

## 3. IAMポリシーの設定

### 3-1. 基本的なポリシー
CodePipelineが基本的な操作を行うためのポリシーを設定します。以下は最小限のポリシーの例です。

```json
{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "s3:GetObject",
        "s3:PutObject",
        "s3:ListBuckets"
      ],
      "Resource": [
        "arn:aws:s3:::your-bucket-name",
        "arn:aws:s3:::your-bucket-name/*"
      ]
    },
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "kms:Decrypt",
        "kms:Encrypt"
      ],
      "Resource": "arn:aws:kms:your-region:your-account-id:key/your-key-id"
    }
  ]
}
```

### 3-2. 特定サービスのポリシー
CodePipelineが他のAWSサービス（例えば、CodeBuildやLambda）を使用する場合、そのサービスに応じた追加のポリシーを設定します。

#### CodeBuild用のポリシー例
```json
{
  "Effect": "Allow",
  "Action": [
    "codebuild:StartBuild",
    "codebuild:BatchGetBuilds",
    "codebuild:BatchGetProjects"
  ],
  "Resource": "*"
}
```

#### Lambda用のポリシー例
```json
{
  "Effect": "Allow",
  "Action": [
    "lambda:InvokeFunction",
    "lambda:GetFunctionConfiguration"
  ],
  "Resource": "arn:aws:lambda:your-region:your-account-id:function:your-function-name"
}
```

## 4. 実装例

以下は、CloudFormationテンプレートでIAMロールとポリシーを設定する簡単な例です。

```yaml
Resources:
  CodePipelineRole:
    Type: "AWS::IAM::Role"
    Properties:
      RoleName: "CodePipelineExecutionRole"
      AssumeRolePolicyDocument:
        Version: "2012-10-17"
        Statement:
          - Effect: "Allow"
            Principal:
              Service: "codepipeline.amazonaws.com"
            Action: "sts:AssumeRole"
      Policies:
        - PolicyName: "CodePipelinePolicy"
          PolicyDocument:
            Version: "2012-10-17"
            Statement:
              - Effect: "Allow"
                Action:
                  - "s3:GetObject"
                  - "s3:PutObject"
                  - "s3:ListBucket"
                Resource: "*"
```

## 5. セキュリティのベストプラクティス
1. **最小権限の原則**: 必要最小限の権限だけをIAMポリシーに設定します。
2. **ロールの分割**: 各ステージで異なるIAMロールを使用して、サービスのセキュリティを保つことを検討します。
3. **ポリシーの定期的な監査**: 使用されなくなった権限や過剰な権限を見直し、ポリシーを更新してください。

## 6. まとめ
AWS CodePipelineを効果的かつ安全に操作するには、適切なIAMロールとポリシーが不可欠です。この記事で紹介した最小構成例をもとに、各プロジェクトの要件に合わせたカスタマイズをすることが、セキュアなCI/CD環境の構築に役立ちます。定期的なポリシーの見直しと最適化を行うことで、AWS環境のセキュリティを継続的に維持できます。 

CodePipelineにおけるIAMロールとポリシーの最小構成例

目次

1. はじめに

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