# Auth0とPlaywrightでの認証付きE2Eテスト構築

## 目次

1. はじめに
2. E2Eテストとは
3. Auth0のセットアップ
   1. テナントの作成
   2. アプリケーションの設定
   3. 接続と認証フローの確認
4. Playwrightの導入
   1. インストールと環境設定
   2. 基本的な使い方
5. Playwrightを使用した認証付きテスト
   1. 認証情報の取得
   2. セッションの管理
   3. テストの実行
6. テストのベストプラクティス
7. よくある問題とその解決法
8. まとめ

## 1. はじめに

WebアプリケーションにおけるEnd-to-End（E2E）テストは、その動作確認において非常に重要です。E2Eテストでは、ユーザーが体験する実際の操作をシミュレートし、システム全体が期待通りに動作するかを確認します。本記事では、`Auth0`を用いた認証プロセスを含むアプリケーションに対し、`Playwright`を用いたE2Eテストを構築する方法を詳しく解説します。

## 2. E2Eテストとは

E2Eテストは、アプリケーションの各層（フロントエンド、バックエンド、データベース）の統合を確認するためのテストです。これにより、UIを介して行われるユーザーの操作が、アプリケーション全体を通じ正しく処理されるかを確認できます。

## 3. Auth0のセットアップ

### 3.1 テナントの作成

まず、`Auth0`のテナントを作成します。Auth0の管理画面にアクセスし、必要な情報を入力して新しいテナントを作成します。

### 3.2 アプリケーションの設定

テナントが作成できたら、次にアプリケーションを設定します。[Applications] → [Create Application]から、新しいアプリケーションを作成し、Single Page Application (SPA) を選択します。

### 3.3 接続と認証フローの確認

Auth0の設定で必要なものは、APIエンドポイント、クライアントID、クライアントシークレットなどの接続情報です。これらはPlaywrightを使用したテストで重要になるため、ノートしておきます。

## 4. Playwrightの導入

### 4.1 インストールと環境設定

Playwrightを利用するために、まず`Node.js`のプロジェクトをセットアップします。

![img](/mosaic-code.jpg)

次に、Playwrightを初期化します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 基本的な使い方

Playwrightでは、ブラウザの起動、ページのナビゲーション、そしてユーザーの模擬操作が簡単に行えます。以下の例は、簡単な操作の手順を示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. Playwrightを使用した認証付きテスト

### 5.1 認証情報の取得

Auth0を使用する場合、ユーザーが認証された状態を作成する必要があります。Playwrightを使用してユーザー名とパスワードを送信し、認証を自動化できます。

### 5.2 セッションの管理

認証後に得られるセッショントークンを保存し、それを利用して後続のテストがすでにログイン状態で実施されるように設定します。これには、以下のようにストレージ状態を保存するメソッドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5.3 テストの実行

保存したセッション状態を利用して、異なるシナリオのテストを効率的に行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. テストのベストプラクティス

- **再利用可能なコードを書く**: テストコードは共通部分をコンポーネント化してDRYに保ちます。
- **データの準備とクリーンアップ**: テスト結果に影響を与えないようにテストデータのセットアップと後始末を考慮します。
- **通常のケースとエッジケースの両方をテストする**: 正常時のみでなく、異常系もテストしましょう。

## 7. よくある問題とその解決法

- **認証情報の漏洩を防止**: 環境変数やセキュリティ管理を強化し、認証情報が外部に露出しないようにします。
- **ブラウザ互換性の問題**: Webkit、Firefoxなど、複数のブラウザでテストを実行し、互換性を確認します。

## 8. まとめ

Auth0による認証とPlaywrightを合わせたE2Eテストの構築方法を詳述しました。E2Eテストは、アプリケーションのユーザー体験の信頼性を高めるための強力な手法です。さらなるテストカバレッジと信頼性確保のため、各テストケースを入念に設計し実装しましょう。

この記事が、次のステップであるあなたのプロジェクトでのE2Eテスト導入の一助となれば幸いです。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Auth0とPlaywrightでの認証付きE2Eテスト構築

## 目次

1. はじめに
2. E2Eテストとは
3. Auth0のセットアップ
   1. テナントの作成
   2. アプリケーションの設定
   3. 接続と認証フローの確認
4. Playwrightの導入
   1. インストールと環境設定
   2. 基本的な使い方
5. Playwrightを使用した認証付きテスト
   1. 認証情報の取得
   2. セッションの管理
   3. テストの実行
6. テストのベストプラクティス
7. よくある問題とその解決法
8. まとめ

## 1. はじめに

WebアプリケーションにおけるEnd-to-End（E2E）テストは、その動作確認において非常に重要です。E2Eテストでは、ユーザーが体験する実際の操作をシミュレートし、システム全体が期待通りに動作するかを確認します。本記事では、`Auth0`を用いた認証プロセスを含むアプリケーションに対し、`Playwright`を用いたE2Eテストを構築する方法を詳しく解説します。

## 2. E2Eテストとは

E2Eテストは、アプリケーションの各層（フロントエンド、バックエンド、データベース）の統合を確認するためのテストです。これにより、UIを介して行われるユーザーの操作が、アプリケーション全体を通じ正しく処理されるかを確認できます。

## 3. Auth0のセットアップ

### 3.1 テナントの作成

まず、`Auth0`のテナントを作成します。Auth0の管理画面にアクセスし、必要な情報を入力して新しいテナントを作成します。

### 3.2 アプリケーションの設定

テナントが作成できたら、次にアプリケーションを設定します。[Applications] → [Create Application]から、新しいアプリケーションを作成し、Single Page Application (SPA) を選択します。

### 3.3 接続と認証フローの確認

Auth0の設定で必要なものは、APIエンドポイント、クライアントID、クライアントシークレットなどの接続情報です。これらはPlaywrightを使用したテストで重要になるため、ノートしておきます。

## 4. Playwrightの導入

### 4.1 インストールと環境設定

Playwrightを利用するために、まず`Node.js`のプロジェクトをセットアップします。

```bash
npm init -y
npm install --save-dev @playwright/test
```

次に、Playwrightを初期化します。

```bash
npx playwright install
```

### 4.2 基本的な使い方

Playwrightでは、ブラウザの起動、ページのナビゲーション、そしてユーザーの模擬操作が簡単に行えます。以下の例は、簡単な操作の手順を示します。

```javascript
const { test, expect } = require('@playwright/test');

test('basic test', async ({ page }) => {
  await page.goto('https://example.com');
  await expect(page).toHaveTitle(/Example Domain/);
});
```

## 5. Playwrightを使用した認証付きテスト

### 5.1 認証情報の取得

Auth0を使用する場合、ユーザーが認証された状態を作成する必要があります。Playwrightを使用してユーザー名とパスワードを送信し、認証を自動化できます。

### 5.2 セッションの管理

認証後に得られるセッショントークンを保存し、それを利用して後続のテストがすでにログイン状態で実施されるように設定します。これには、以下のようにストレージ状態を保存するメソッドを使用します。

```javascript
const { test } = require('@playwright/test');

test('should authenticate', async ({ page }) => {
  // ログイン実施
  await page.goto('https://your-app.com/login');
  await page.fill('input[name="username"]', 'your-username');
  await page.fill('input[name="password"]', 'your-password');
  await page.click('button[type="submit"]');
  
  // セッションをファイルに保存
  await page.context().storageState({ path: 'storageState.json' });
});
```

### 5.3 テストの実行

保存したセッション状態を利用して、異なるシナリオのテストを効率的に行います。

```javascript
const { chromium } = require('playwright');

(async () => {
  const browser = await chromium.launch();
  const context = await browser.newContext({ storageState: 'storageState.json' });
  const page = await context.newPage();
  await page.goto('https://your-app.com/profile');
  // 本番系のテストを追加
  await browser.close();
})();
```

## 6. テストのベストプラクティス

- **再利用可能なコードを書く**: テストコードは共通部分をコンポーネント化してDRYに保ちます。
- **データの準備とクリーンアップ**: テスト結果に影響を与えないようにテストデータのセットアップと後始末を考慮します。
- **通常のケースとエッジケースの両方をテストする**: 正常時のみでなく、異常系もテストしましょう。

## 7. よくある問題とその解決法

- **認証情報の漏洩を防止**: 環境変数やセキュリティ管理を強化し、認証情報が外部に露出しないようにします。
- **ブラウザ互換性の問題**: Webkit、Firefoxなど、複数のブラウザでテストを実行し、互換性を確認します。

## 8. まとめ

Auth0による認証とPlaywrightを合わせたE2Eテストの構築方法を詳述しました。E2Eテストは、アプリケーションのユーザー体験の信頼性を高めるための強力な手法です。さらなるテストカバレッジと信頼性確保のため、各テストケースを入念に設計し実装しましょう。

この記事が、次のステップであるあなたのプロジェクトでのE2Eテスト導入の一助となれば幸いです。 

Auth0とPlaywrightでの認証付きE2Eテスト構築

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