# Looker Studioで集計単位を切り替えるセレクタを作成する方法

## 目次

1. Looker Studioとは

2. 集計単位のセレクタの必要性

3. Looker Studioでの基本設定

4. 集計単位セレクタの作成手順

   1. データソースの準備

   2. セレクタの追加と設定

   3. 集計単位の切り替えロジック

5. 分析の適用事例

6. よくあるトラブルシューティング

7. まとめ

## 1. Looker Studioとは

Looker StudioはGoogleが提供するビジネスインテリジェンス（BI）ツールで、データの可視化を簡単に行うことができます。複数のデータソースから情報を統合し、ダッシュボードやレポートを作成。ビジュアルなインターフェースによって、誰でも直感的にデータを分析・理解することができます。

## 2. 集計単位のセレクタの必要性

データ分析において、異なる集計単位で結果を比較することは非常に重要です。例えば、日別、週別、月別の売上データを比較することで、より深い洞察を得られます。Looker Studioで集計単位を簡単に切り替えられるセレクタを作成することで、ユーザーは異なる視点からデータを分析できます。

## 3. Looker Studioでの基本設定

Looker Studioで分析を始めるには、まずデータソースを接続します。Google Analytics、Google Sheets、BigQueryなど多様なソースが利用可能です。データはLooker Studio内で実際に保存されるわけではないため、常に最新のデータを使用することができます。

## 4. 集計単位セレクタの作成手順

### 4-1. データソースの準備

1. **データソースを選択**: Looker Studioにログインし、新しいレポートを作成します。次に、必要なデータソースを追加します。

2. **フィールドの確認**: データソース内に集計に必要な日時フィールドが存在することを確認します。

### 4-2. セレクタの追加と設定

1. **セレクタの追加**: 「コントロール」メニューから「セレクタ」を選び、レポートに追加します。

2. **フィールドの設定**: セレクタにおける集計単位（例: 日、週、月）を設定します。この設定は後の集計ロジックに利用されます。

### 4-3. 集計単位の切り替えロジック

1. **カスタムフィールドの作成**: セレクタの選択に応じて集計を変更するためのカスタムフィールドを作成します。例えば、日付フィールドを基にした日、週、月の集計を行う際には以下のようなロジックを利用します。

   ```sql

   CASE

     WHEN @{集計単位} = "日" THEN DATE_FORMAT(日付, "%Y-%m-%d")

     WHEN @{集計単位} = "週" THEN CONCAT(YEAR(日付), "-W", WEEK(日付))

     WHEN @{集計単位} = "月" THEN DATE_FORMAT(日付, "%Y-%m")

   END

   ```

   このCASE文を用いることで、セレクタの選択に応じた表示を実現します。

2. **レポートへの適用**: 作成したカスタムフィールドを使用してグラフやテーブルを作成し、動的に切り替わる集計表示を組み込みます。

## 5. 分析の適用事例

1. **売上分析**: 月次レポートだけでなく、週次や日次の売上トレンドを同一画面上で比較可能にします。

2. **ウェブトラフィック分析**: 特定のプロモーションがあった際、日ごとの訪問数と比較することで効果を検証します。

## 6. よくあるトラブルシューティング

1. **データが正しく集計されない**: カスタムフィールドの設定を再確認します。特にCASE文で使用される変数名やフィールド名に誤りがないか確認しましょう。

2. **表示が遅い**: 多くのデータを扱う場合、データ量に応じてフィルタを追加し、必要なデータだけを処理することで負荷を軽減します。

## 7. まとめ

Looker Studioで集計単位を切り替えるセレクタを作成することで高度なデータ分析を容易に行えます。日々の分析業務を効率化し、異なる視点からの洞察を得ることが可能です。集計単位の切り替えを容易にすることで、より柔軟かつ深い分析を実現し、ビジネスにおける重要な意思決定をサポートします。この機能を上手く活用することで、データ駆動型のアプローチによる業務改善が期待できるでしょう。

Looker Studioで集計単位を切り替えるセレクタを作成する方法

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）