SIer・受託開発会社におけるドキュメント管理ベストプラクティス
2025年02月22日 14:54
受託開発企業にとって、ドキュメント管理はプロジェクトの成功を左右する重要なポイントです。特に、クライアントごとに異なる要件を満たしながら、開発チームの作業をスムーズにするには、しっかりとした管理体制が欠かせません。
「資料探しに時間を取られて開発が進まない…」
「どのバージョンが最新かわからない…」
こんな悩み、ありませんか?
本記事では、SIerや受託開発会社が直面するドキュメント管理の課題を解決するためのベストプラクティスを紹介します。特に、2024年8月に正式リリースされた「ISSUE Document」を活用すると、どのように業務効率を向上できるのかを詳しく解説します。
開発チームがスムーズに連携するためには、ドキュメントの管理が不可欠です。しっかりと整理された仕様書や設計書があれば、プロジェクトの進行スピードが向上し、無駄なやり取りを減らせます。
受託開発では、クライアントの機密情報を安全に取り扱う必要があります。適切なアクセス管理やデータ保護を施すことで、安心して開発を進めることができます。
ほとんどのドキュメント管理ツールでは、API設計書やDB設計書、画面設計書などが独立して管理されており、それぞれのデータが連携していません。そのため、ある仕様を変更した際に、他の関連ドキュメントを手動で修正する必要があり、更新作業が非常に負担となります。
例えば、API設計書のレスポンスが変更されたのに、DB設計書のカラム定義が古いままになっている。あるいは、画面設計書とAPI設計書の間で情報が食い違ってしまう。こういった問題は、手動更新が基本のドキュメント管理では頻繁に発生します。
ツール名 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ISSUE Document | 仕様書管理特化 | API設計書やDB設計書、画面設計書などのフォーマット完備。データ連携し、エクスポート・インポートが可能。 | 導入当初の学習コストがやや高い |
Google Workspace | クラウドドキュメント管理 | 直感的なUI、他ツールとの連携が強い | 仕様書テンプレートがなく、手作業が多い |
Notion | ナレッジベース | 柔軟なカスタマイズ性、チーム向けの情報整理が得意 | 開発向けのフォーマットが不足し、仕様書管理には向かない |
Confluence | チーム向けドキュメント管理 | アジャイル開発向けの機能が充実 | 仕様書の標準フォーマットがないため、別途カスタマイズが必要 |
GitHub & GitLab | コード管理 | ソースコードとドキュメントを一元管理できる | 非技術者には使いにくく、仕様書のフォーマットがない |
ドキュメント管理の適切な運用は、開発効率と品質向上の鍵を握ります。特に、ISSUE Documentの導入により、ドキュメントの更新作業を効率化し、開発スピードを向上させることができます。
→ ISSUE Documentへのログイン (事前にISSUEプラットフォームへのご登録が必要です)
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