SIer・受託開発会社におけるドキュメント管理ベストプラクティス

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2025年02月22日 14:54

目次

  1. はじめに
  2. ドキュメント管理の重要性
    • 情報共有と業務効率の向上
    • コンプライアンスとセキュリティ
    • 受託開発環境での課題
  3. ドキュメント管理の課題
    • データ連携がないことによる更新の負担
    • API設計書やDB設計書の整合性維持の困難さ
    • クライアント提出用フォーマットがない
    • 手動更新によるヒューマンエラーの増加
  4. ベストプラクティスの導入
    • クラウドベースのドキュメント管理
    • アクセス権限の適切な設定
    • バージョン管理の徹底
  5. 推奨ツールとその比較
    • ISSUE Document
    • Google Workspace
    • Notion
    • Confluence
    • GitHub & GitLab
  6. ワークフローの最適化
    • ドキュメントの分類と整理
    • 定期的なレビューと更新
    • 自動化の活用
  7. まとめと今後の展望

1. はじめに

受託開発企業にとって、ドキュメント管理はプロジェクトの成功を左右する重要なポイントです。特に、クライアントごとに異なる要件を満たしながら、開発チームの作業をスムーズにするには、しっかりとした管理体制が欠かせません。

「資料探しに時間を取られて開発が進まない…」
「どのバージョンが最新かわからない…」

こんな悩み、ありませんか?

本記事では、SIerや受託開発会社が直面するドキュメント管理の課題を解決するためのベストプラクティスを紹介します。特に、2024年8月に正式リリースされた「ISSUE Document」を活用すると、どのように業務効率を向上できるのかを詳しく解説します。

2. ドキュメント管理の重要性

情報共有と業務効率の向上

開発チームがスムーズに連携するためには、ドキュメントの管理が不可欠です。しっかりと整理された仕様書や設計書があれば、プロジェクトの進行スピードが向上し、無駄なやり取りを減らせます。

コンプライアンスとセキュリティ

受託開発では、クライアントの機密情報を安全に取り扱う必要があります。適切なアクセス管理やデータ保護を施すことで、安心して開発を進めることができます。

3. ドキュメント管理の課題

データ連携がないことによる更新の負担

ほとんどのドキュメント管理ツールでは、API設計書やDB設計書、画面設計書などが独立して管理されており、それぞれのデータが連携していません。そのため、ある仕様を変更した際に、他の関連ドキュメントを手動で修正する必要があり、更新作業が非常に負担となります。

API設計書やDB設計書の整合性維持の困難さ

例えば、API設計書のレスポンスが変更されたのに、DB設計書のカラム定義が古いままになっている。あるいは、画面設計書とAPI設計書の間で情報が食い違ってしまう。こういった問題は、手動更新が基本のドキュメント管理では頻繁に発生します。

5. 推奨ツールとその比較

ツール名特徴メリットデメリット
ISSUE Document仕様書管理特化API設計書やDB設計書、画面設計書などのフォーマット完備。データ連携し、エクスポート・インポートが可能。導入当初の学習コストがやや高い
Google Workspaceクラウドドキュメント管理直感的なUI、他ツールとの連携が強い仕様書テンプレートがなく、手作業が多い
Notionナレッジベース柔軟なカスタマイズ性、チーム向けの情報整理が得意開発向けのフォーマットが不足し、仕様書管理には向かない
Confluenceチーム向けドキュメント管理アジャイル開発向けの機能が充実仕様書の標準フォーマットがないため、別途カスタマイズが必要
GitHub & GitLabコード管理ソースコードとドキュメントを一元管理できる非技術者には使いにくく、仕様書のフォーマットがない

6. まとめと今後の展望

ドキュメント管理の適切な運用は、開発効率と品質向上の鍵を握ります。特に、ISSUE Documentの導入により、ドキュメントの更新作業を効率化し、開発スピードを向上させることができます。

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