# Azure Metrics ExplorerでVMのCPU使用率を監視する方法

## 目次

1. はじめに

2. Azure Metrics Explorerとは

3. 準備: 必要なリソースの作成

4. Metrics Explorerの基本操作

   1. ダッシュボードへのアクセス

   2. メトリックデータの表示設定

5. VMのCPU使用率を監視する手順

   1. 対象VMの選択

   2. CPUメトリックの選択と設定

   3. カスタムアラートの設定

6. グラフとデータの分析

   1. データの視覚化

   2. 複数のメトリックの比較

7. まとめ

## 1. はじめに

Azure Metrics Explorerは、Azureのパフォーマンスメトリックを監視および分析するための強力なツールです。このガイドでは、Azure Metrics Explorerを使用して、特定の仮想マシン(VM)のCPU使用率を監視する方法を説明します。

## 2. Azure Metrics Explorerとは

Azure Metrics Explorerは、Azure Portal内で利用可能なダッシュボード上のツールです。これにより、Azureリソースのパフォーマンスをリアルタイムおよび履歴のメトリックスを通じて実行時に監視できます。具体的なCPU使用率の監視を通じて、リソースの効率的な利用管理や、問題の早期発見が可能です。

## 3. 準備: 必要なリソースの作成

Metrics Explorerを使用するには、以下のAzureリソースが必要です。

- Azure VM

- Azure Monitorの有効化

Azure Portalにサインインし、必要なVMを作成または選択しておきます。その後、[Azure Monitor](https://azure.microsoft.com/en-us/services/monitor/)が有効になっていることを確認します。

## 4. Metrics Explorerの基本操作

### 4-1. ダッシュボードへのアクセス

1. Azure Portalにログインします。

2. 左側のメニューから「Monitor」を選択します。

3. “Monitor”ダッシュボードから「Metrics」タブを選択します。

### 4-2. メトリックデータの表示設定

1. 「メトリックス」タブで、リソースを含むサブスクリプションを選択します。

2. 次に、リソースを絞り込んで、特定のVMを選択します。

## 5. VMのCPU使用率を監視する手順

### 5-1. 対象VMの選択

VMのリストから監視したい特定のVMを選択します。これにより、選ばれたリソースのメトリックがMetrics Explorerで表示されます。

### 5-2. CPUメトリックの選択と設定

1. 「メトリックの追加」ボタンをクリックします。

2. 「メトリック」ドロップダウンから「CPU使用率」を選択します。

3. 必要な時間範囲を設定し、適切なグラフタイプ（例: 時系列）を選択します。

### 5-3. カスタムアラートの設定

1. 「アラートルールの追加」ボタンを押します。

2. アラートの条件を設定します（例: CPU使用率が80%を超えた場合）。

3. 通知するアクションを設定し、アラートルールを保存します。これにより、CPU使用率が高くなった際に通知を受け取ります。

## 6. グラフとデータの分析

### 6-1. データの視覚化

Metrics Explorerでは、CPU使用率をグラフとして視覚化できます。これにより、時系列におけるリソースの使用状況を一目で把握できます。

### 6-2. 複数のメトリックの比較

複数のメトリックを一つのグラフに重ね合わせることで、CPU使用率と他のシステムリソースの相関関係を理解しやすくなります。この機能を利用して、より深い分析を行い、システムのパフォーマンスを最適化します。

## 7. まとめ

Azure Metrics Explorerを利用することで、具体的なデータに基づいた仮想マシンのCPU使用率を監視し、適切なタイミングでアラートを受け取ることが可能です。これにより、効率的にリソースを管理し、システムのパフォーマンスを最適化することができます。Azureの豊富なツールを最大限に活用し、安定したサービスを提供するための一貫した監視体制を築きましょう。

Azure Metrics ExplorerでVMのCPU使用率を監視する方法

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