

# RedisのPub/Subが機能しないときに確認すべきこと

## 目次

- 1-1 ネットワークと接続の確認

- 1-2 Redisサーバの状態確認

- 1-3 Pub/Subチャンネルの確認

- 1-4 サブスクライバの動作確認

- 1-5 Pub/Subのデータフロー確認

- 1-6 システムリソースの確認

- 1-7 ログの分析

- 1-8 互換性と設定の確認

- 1-9 サードパーティライブラリの影響検証

- 1-10 その他の考慮事項

- 2-0 まとめ

## 1-1 ネットワークと接続の確認

まず、Redisサーバへのネットワーク接続が正常であることを確認します。`ping`や`telnet`コマンドを使用して接続性をチェックできます。また、ファイアウォールやネットワークポリシーの設定を確認して、ポート6379へのアクセスが許可されているか確認します。

## 1-2 Redisサーバの状態確認

Redisサーバが正常に稼働しているかを確認します。`redis-cli`で`INFO`コマンドを実行し、サーバの稼働状態やログを確認します。また、`CLIENT LIST`コマンドを使ってクライアントの接続状況を確認し、不正な接続や制限をチェックします。

## 1-3 Pub/Subチャンネルの確認

Pub/Subのチャンネル名が正しいことを確認します。同じチャンネル名を使ってパブリッシュし、サブスクライブしているかを見直します。ミススペルや誤ったチャンネル名を使用していないかチェックすることが重要です。

## 1-4 サブスクライバの動作確認

サブスクライバ側のコードが正しく動作しているか確認します。以下にPythonの例を示します：

```python

import redis

def message_handler(message):

    print(f"Received message: {message['data']}")

r = redis.Redis()

p = r.pubsub()

p.subscribe(**{'my-channel': message_handler})

while True:

    message = p.get_message()

    if message:

        print(message)

    time.sleep(0.001)

```

スクリプトをデバッグして、メッセージが適切に受信されているかを確認します。

## 1-5 Pub/Subのデータフロー確認

パブリッシュサイドのコードが正しくメッセージを送信していることを確認します。必要に応じてロギングを追加して、実際にメッセージが送信されていることを検証します。

```python

import redis

r = redis.Redis()

r.publish('my-channel', 'Hello, Redis!')

```

## 1-6 システムリソースの確認

サーバやクライアントが必要なリソースを確保できているかを確認します。CPU使用率、メモリ使用率、ネットワーク帯域などがボトルネックになっていないかチェックします。

## 1-7 ログの分析

Redisのログファイルを確認し、エラーメッセージや警告が記録されていないかを確認します。必要に応じてログレベルを上げて、詳細なログを取得します。

## 1-8 互換性と設定の確認

Redisのバージョンやクライアントライブラリのバージョンが互換性があるかを確認します。また、Redisの設定ファイル（`redis.conf`）を確認し、非推奨の設定や不適切な設定がないかを見直します。

## 1-9 サードパーティライブラリの影響検証

Pub/Subメッセージングでサードパーティのライブラリを使用している場合、そのライブラリにバグがないか、既知の問題がないかを確認します。ライブラリの最新バージョンが必要な場合はアップデートを検討します。

## 1-10 その他の考慮事項

- Redisクラスターを使用している場合、ノード間のデータの一貫性を確認します。

- Pub/Subがトピックに依存している場合、適切なトピックが指定されているかを確認します。

- ハートビート設定やタイムアウト設定を調整することも考えられます。

## 2-0 まとめ

RedisのPub/Subが機能しない場合、まずネットワークやRedisサーバの状態を確認し、次にPub/Subチャンネルやメッセージフローを再確認します。サードパーティの影響やシステム設定も重要であり、ロギングやデバッグを活用して問題の特定と解決に努めましょう。正確な診断と対応を行うことで、Pub/Subシステムの安定性を向上させることができます。

RedisのPub/Subが機能しないときに確認すべきこと

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