# ClerkとNext.jsで管理画面のみをログイン制限する方法

## 目次

1. はじめに
2. ClerkとNext.jsの基本設定
3. 管理画面へのアクセス制限
   - 3.1 ClerkのMiddlewareの設定
   - 3.2 Next.js API Routesの設定
4. Clerkの設定と管理
5. まとめ

## 1. はじめに

Next.jsはReactベースのフレームワークで、最適化されたサーバーサイドレンダリングが特徴です。一方、Clerkはフル機能の認証管理を提供する外部サービスで、アプリケーションに認証機能を簡単に組み込むことができます。この記事では、Clerkを使用してNext.jsで構築した管理画面にのみログイン制限をかける方法について解説します。

## 2. ClerkとNext.jsの基本設定

まずは、ClerkとNext.jsのプロジェクトをセットアップします。

1. Next.jsプロジェクトを作成します。
   ```bash
   npx create-next-app@latest my-project
   cd my-project
   ```

2. Clerkのパッケージをインストールします。
   ```bash
   npm install @clerk/nextjs
   ```

3. Clerkのダッシュボードでプロジェクトを作成し、生成されたClerk APIキーを取得します。

4. `.env.local`ファイルを作成し、以下の内容を追加します。
   ```plaintext
   NEXT_PUBLIC_CLERK_FRONTEND_API=<YOUR_CLERK_FRONTEND_API>
   CLERK_API_KEY=<YOUR_CLERK_API_KEY>
   ```

5. `_app.js`ファイルでClerkProviderをラップします。
   ```javascript
   import { ClerkProvider } from '@clerk/nextjs';
   
   function MyApp({ Component, pageProps }) {
     return (
       <ClerkProvider>
         <Component {...pageProps} />
       </ClerkProvider>
     );
   }
   
   export default MyApp;
   ```

## 3. 管理画面へのアクセス制限

### 3.1 ClerkのMiddlewareの設定

ClerkはMiddlewareを使って特定のページにアクセス制限を設定できます。管理画面へのアクセスを制限する場合、`pages/admin`ディレクトリ内のページに適用します。

1. `middleware.ts`ファイルをプロジェクトのルートに作成し、以下のコードを追加します。
   ```typescript
   import { withClerkMiddleware } from '@clerk/nextjs/edge';
   
   export default withClerkMiddleware((req) => {
     if (req.nextUrl.pathname.startsWith('/admin')) {
       return new Response('Unauthorized', { status: 401 });
     }
   });
   
   export const config = {
     matcher: ['/admin/:path*'],
   };
   ```

### 3.2 Next.js API Routesの設定

API Routesにおいても、認証のチェックが必要な場合があります。`/pages/api/admin/*`のようにAPIディレクトリを設置することで管理側にのみアクセスを許可できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. Clerkの設定と管理

Clerkのダッシュボードで、認証関連の設定（例: サインアップ方法の選択、セッションの設定、ユーザー情報の管理）を行い、アプリケーションに適用します。

ダッシュボードの「Authentication」タブで希望の認証設定を選択したり、カスタマイズを行います。また、ユーザーを確認し、管理画面にアクセスを許可するユーザーを設定することもできます。

## 5. まとめ

ClerkとNext.jsを組み合わせることで、簡単に管理画面へのログイン制限を実装できます。Clerkは強力な認証機能を提供するだけでなく、使いやすいインターフェースでプロジェクトに迅速に統合できます。次回は、この実装をさらに発展させて、ロールベースのアクセス制御についても解説します。それによって、ユーザーの権限によってアクセス先を制限することも可能になります。検討してみてください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# ClerkとNext.jsで管理画面のみをログイン制限する方法

## 目次

1. はじめに
2. ClerkとNext.jsの基本設定
3. 管理画面へのアクセス制限
   - 3.1 ClerkのMiddlewareの設定
   - 3.2 Next.js API Routesの設定
4. Clerkの設定と管理
5. まとめ

## 1. はじめに

Next.jsはReactベースのフレームワークで、最適化されたサーバーサイドレンダリングが特徴です。一方、Clerkはフル機能の認証管理を提供する外部サービスで、アプリケーションに認証機能を簡単に組み込むことができます。この記事では、Clerkを使用してNext.jsで構築した管理画面にのみログイン制限をかける方法について解説します。

## 2. ClerkとNext.jsの基本設定

まずは、ClerkとNext.jsのプロジェクトをセットアップします。

1. Next.jsプロジェクトを作成します。
   ```bash
   npx create-next-app@latest my-project
   cd my-project
   ```

2. Clerkのパッケージをインストールします。
   ```bash
   npm install @clerk/nextjs
   ```

3. Clerkのダッシュボードでプロジェクトを作成し、生成されたClerk APIキーを取得します。

4. `.env.local`ファイルを作成し、以下の内容を追加します。
   ```plaintext
   NEXT_PUBLIC_CLERK_FRONTEND_API=<YOUR_CLERK_FRONTEND_API>
   CLERK_API_KEY=<YOUR_CLERK_API_KEY>
   ```

5. `_app.js`ファイルでClerkProviderをラップします。
   ```javascript
   import { ClerkProvider } from '@clerk/nextjs';
   
   function MyApp({ Component, pageProps }) {
     return (
       <ClerkProvider>
         <Component {...pageProps} />
       </ClerkProvider>
     );
   }
   
   export default MyApp;
   ```

## 3. 管理画面へのアクセス制限

### 3.1 ClerkのMiddlewareの設定

ClerkはMiddlewareを使って特定のページにアクセス制限を設定できます。管理画面へのアクセスを制限する場合、`pages/admin`ディレクトリ内のページに適用します。

1. `middleware.ts`ファイルをプロジェクトのルートに作成し、以下のコードを追加します。
   ```typescript
   import { withClerkMiddleware } from '@clerk/nextjs/edge';
   
   export default withClerkMiddleware((req) => {
     if (req.nextUrl.pathname.startsWith('/admin')) {
       return new Response('Unauthorized', { status: 401 });
     }
   });
   
   export const config = {
     matcher: ['/admin/:path*'],
   };
   ```

### 3.2 Next.js API Routesの設定

API Routesにおいても、認証のチェックが必要な場合があります。`/pages/api/admin/*`のようにAPIディレクトリを設置することで管理側にのみアクセスを許可できます。

```javascript
// pages/api/admin/protected.js
import { withAuth } from '@clerk/nextjs/api';

const handler = async (req, res) => {
  res.status(200).json({ message: 'Admin access granted!' });
};

export default withAuth(handler);
```

## 4. Clerkの設定と管理

Clerkのダッシュボードで、認証関連の設定（例: サインアップ方法の選択、セッションの設定、ユーザー情報の管理）を行い、アプリケーションに適用します。

ダッシュボードの「Authentication」タブで希望の認証設定を選択したり、カスタマイズを行います。また、ユーザーを確認し、管理画面にアクセスを許可するユーザーを設定することもできます。

## 5. まとめ

ClerkとNext.jsを組み合わせることで、簡単に管理画面へのログイン制限を実装できます。Clerkは強力な認証機能を提供するだけでなく、使いやすいインターフェースでプロジェクトに迅速に統合できます。次回は、この実装をさらに発展させて、ロールベースのアクセス制御についても解説します。それによって、ユーザーの権限によってアクセス先を制限することも可能になります。検討してみてください。 

ClerkとNext.jsで管理画面のみをログイン制限する方法

目次

1. はじめに

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