GoogleDataAPIでアプリデータとウェブデータを連携する方法

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2024年12月17日 4:34

アプリとウェブのデータを連携して一元的に分析することは、ユーザー行動やパフォーマンスの全体像を把握する上で非常に重要です。Google Analytics Data API(GoogleDataAPI)を活用すれば、アプリデータとウェブデータを効率的に取得し、統合的に分析することが可能です。本記事では、GoogleDataAPIを使ってアプリデータとウェブデータを連携する方法を解説します。

必要な準備

アプリとウェブのデータを連携して取得するためには、以下の準備が必要です:

  1. Google Cloudプロジェクトの設定
  2. サービスアカウントの作成
  3. Google Analytics APIの有効化
  4. Node.js環境のセットアップ
  5. Google Analytics 4(GA4)プロパティIDの確認

Google Cloudプロジェクトの設定

Google Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成し、GoogleDataAPIを使用する基盤を整えます。

サービスアカウントの作成

サービスアカウントを作成し、Google Analytics APIに必要な権限を付与します。JSON形式の認証キーをダウンロードして保存します。

Google Analytics APIの有効化

Google Cloud Consoleで「APIとサービス」 > 「ライブラリ」に移動し、Google Analytics Data APIを有効にします。

Node.js環境のセットアップ

Node.jsを利用してデータを取得します。以下のコマンドで必要なライブラリをインストールしてください:

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Google Analytics 4(GA4)プロパティIDの確認

Google Analyticsの管理画面から、データ統合の対象となるGA4プロパティIDを確認します。

アプリデータとウェブデータの取得手順

GoogleDataAPIを活用してアプリデータとウェブデータを連携し、取得する手順を紹介します。

必要なライブラリのインポート

Google Analytics Data APIを使用するためのライブラリをインポートします。

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クライアントの初期化

サービスアカウントキーを使用してクライアントを初期化します。

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アプリとウェブデータの取得

GA4では、アプリとウェブのデータが統一プロパティ内に保存されています。このデータを取得するにはplatformディメンションを活用します。

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実行結果の例

以下のように、ウェブとアプリのイベントデータが連携して表示されます:

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アプリデータとウェブデータの連携活用例

  1. チャネルごとの比較: ウェブとアプリそれぞれのセッション数やイベント数を比較し、ユーザーの流入傾向を把握します。
  2. クロスプラットフォームのユーザー行動分析: 同一プロパティ内でデータを統合し、ユーザーの行動を一貫して把握。
  3. KPI設定と最適化: アプリとウェブの共通KPI(セッション数やコンバージョン)を設定し、施策の効果を測定します。

例えば、ウェブからの流入は多いがアプリでのエンゲージメントが高い場合、ウェブからアプリへの導線を強化することで、全体のパフォーマンスを向上させることが期待できます。

他の手法との比較

Google AnalyticsのウェブUIでもウェブとアプリデータを確認できますが、APIを活用することで以下のメリットがあります:

  1. 効率性: データ取得を自動化し、日次や週次のレポート作成が容易。
  2. 柔軟性: 特定の指標やフィルタ条件を自由に設定可能。
  3. 統合性: 他のBIツールやシステムとデータを統合し、リアルタイムでの可視化が可能。

例えば、Looker StudioやTableauとAPI連携することで、アプリとウェブのデータを統合ダッシュボードに表示し、即座に分析できます。

まとめ

GoogleDataAPIを活用すれば、アプリデータとウェブデータを効率的に連携・統合し、ユーザー行動やパフォーマンスを一元管理することが可能です。この記事の手順を参考に、プラットフォームを横断したデータ分析を実現し、ビジネスの成長に役立てましょう。

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GoogleDataAPIでアプリデータとウェブデータを連携する方法

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