GoogleDataAPIを使ったフォーム送信数のトラッキング

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2024年12月17日 3:52

フォーム送信数のトラッキングは、リード獲得やコンバージョン計測において重要な指標です。Google Analytics Data API(GoogleDataAPI)を活用すれば、フォーム送信イベントのデータを効率的に取得し、分析することが可能です。本記事では、GoogleDataAPIを使用してフォーム送信数をトラッキングする方法を解説します。

必要な準備

フォーム送信数をトラッキングするためには、以下の準備が必要です:

  1. Google Cloudプロジェクトの設定
  2. サービスアカウントの作成
  3. Google Analytics APIの有効化
  4. Node.js環境のセットアップ
  5. Google Analytics 4(GA4)でフォーム送信イベントを設定

Google Cloudプロジェクトの設定

Google Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成し、GoogleDataAPIを使用する基盤を整えます。

サービスアカウントの作成

サービスアカウントを作成し、Google Analytics APIに必要な権限を付与します。JSON形式の認証キーをダウンロードして保存します。

Google Analytics APIの有効化

Google Cloud Consoleで「APIとサービス」 > 「ライブラリ」に移動し、Google Analytics Data APIを有効にします。

Node.js環境のセットアップ

Node.jsを利用してデータを取得します。以下のコマンドで必要なライブラリをインストールしてください:

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Google Analytics 4(GA4)でフォーム送信イベントを設定

  1. Google Analyticsの管理画面で「イベント」を設定。
  2. フォーム送信イベントをform_submitなどのカスタムイベント名で登録します。
  3. イベントが正しく計測されていることを確認します。

フォーム送信数のデータ取得手順

ここでは、GoogleDataAPIを使用してフォーム送信数を取得する手順を紹介します。

必要なライブラリのインポート

Google Analytics Data APIを使用するためのライブラリをインポートします。

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クライアントの初期化

サービスアカウントキーを使用してクライアントを初期化します。

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フォーム送信イベントデータ取得のクエリ作成

以下のコードでは、フォーム送信イベントform_submitの発生回数を取得します。

img

データの出力と解析

取得したデータをコンソールに出力し、フォーム送信数を確認します。

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実行結果の例

以下のようなデータが取得できることが期待できます:

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フォーム送信データの活用例

  1. コンバージョンの計測: フォーム送信数をトラッキングし、リード獲得や問い合わせ数を把握。
  2. フォーム最適化: ページごとのフォーム送信数を比較し、最適化が必要なフォームを特定。
  3. マーケティング効果の測定: 広告やキャンペーン施策の効果をフォーム送信数で評価。

例えば、広告Aと広告Bを比較して、広告Aからのフォーム送信が広告Bの2倍であれば、広告Aへの予算を増やすことで効率的なリード獲得が期待できます。

他の手法との比較

Google AnalyticsのウェブUIでもフォーム送信データを確認できますが、APIを利用することで次のようなメリットがあります:

  1. 効率性: 定期的なデータ取得を自動化し、時間を節約。
  2. 柔軟性: カスタムイベントごとのデータ取得やフィルタリングが可能。
  3. 統合性: 他のシステムやBIツールと連携し、高度なレポートを作成。

例えば、毎日自動的にフォーム送信数を取得してGoogle Sheetsに反映させることで、チーム全体でリアルタイムに進捗を確認できます。

まとめ

GoogleDataAPIを活用すれば、フォーム送信数を効率的にトラッキングし、リード獲得やマーケティング施策の最適化に役立てることができます。この記事の手順を参考に、データドリブンなアプローチでフォームパフォーマンスを最大化しましょう。

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