# NestJSとTypeORMでスネークケースとキャメルケースの統一方法

## 目次
1. **はじめに**
2. **データベースとコードの命名規則の違い**
   - 2-1 スネークケースとキャメルケースの違い
   - 2-2 なぜ統一が必要か
3. **NestJSとTypeORMの設定**
   - 3-1 基本的な設定
   - 3-2 デコレーターの活用
   - 3-3 TypeORMの設定オプション
4. **スネークケースとキャメルケースの変換方法**
   - 4-1 自動変換の仕組み
   - 4-2 エンティティとデータベースカラムの対応
5. **実装例**
   - 5-1 エンティティの作成例
   - 5-2 具体例で学ぶ変換処理
6. **補足：他の方法やパッケージの紹介**
   - 6-1 クエリビルダーの利用
   - 6-2 カスタムネーミングストラテジー
7. **まとめ**

## 1. はじめに
NestJSは、TypeScriptで書かれたサーバーサイドのフレームワークで、TypeORMは、それに対応するORMツールです。この2つを組み合わせると、スキーマ駆動でエンティティを構築することができます。しかし、データベースではスネークケースが一般的に使用される一方で、JavaScript（TypeScript）ではキャメルケースが慣例的に使われています。このため、コードとデータベースが統一されていないと、管理や保守性が低下する可能性があります。

## 2. データベースとコードの命名規則の違い

### 2-1 スネークケースとキャメルケースの違い
- **スネークケース**: 単語間をアンダースコアで繋げ、全て小文字で表記されます（例: user_name）。
- **キャメルケース**: 単語の始まり以外を大文字で記述します（例: userName）。

### 2-2 なぜ統一が必要か
命名規則の不統一は、コードの可読性低下だけでなく、エラーの温床ともなります。特に大規模プロジェクトでは、その影響が顕著になり得るため、命名規則の統一は重要です。

## 3. NestJSとTypeORMの設定

### 3-1 基本的な設定
まず、NestJSプロジェクトを作成し、TypeORMをインストールします。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2 デコレーターの活用
TypeORMでは、デコレーターを使用してエンティティの特性を定義します。デコレーターを用いることで、プロパティ名と実際のデータベースのカラム名をマッピングできます。例えば：

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-3 TypeORMの設定オプション
TypeORMの設定ファイル（`ormconfig.json`やTypeScriptでの設定）で、命名戦略を指定することもできます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. スネークケースとキャメルケースの変換方法

### 4-1 自動変換の仕組み
TypeORMは開発者がカスタムネーミングストラテジーを提供することを許可しています。この機能を使って、スネークケースからキャメルケースへの変換を自動化できます。

### 4-2 エンティティとデータベースカラムの対応
エンティティフィールドにデコレーターを使ってカラム名を指定することで、バックエンドコードはキャメルケースを維持しつつ、データベースはスネークケースにすることもできます。

## 5. 実装例

### 5-1 エンティティの作成例
![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2 具体例で学ぶ変換処理
SQLクエリでもキャメルケースのプロパティ名を使用し、TypeORMが内部的に対応するデータベースカラムへの変換を行うことが可能です。

## 6. 補足：他の方法やパッケージの紹介

### 6-1 クエリビルダーの利用
TypeORMのクエリビルダーを利用することで、SQL文内での変数の変換が容易になります。

### 6-2 カスタムネーミングストラテジー
カスタムでネーミングストラテジーを作成することにより、変換処理をさらに拡張できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

この戦略をTypeORMの設定で使用することで、プロジェクト全体の命名規則を統一できます。

## 7. まとめ
NestJSとTypeORMを用いてスネークケースとキャメルケースを統一することは、それぞれの慣習に従った命名規則を維持しながら、コードとデータベースの整合性を保つのに役立ちます。デコレーターやカスタムネーミングストラテジーを使用することで、プロジェクトでの一貫性と可読性を向上させられます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# NestJSとTypeORMでスネークケースとキャメルケースの統一方法

## 目次
1. **はじめに**
2. **データベースとコードの命名規則の違い**
   - 2-1 スネークケースとキャメルケースの違い
   - 2-2 なぜ統一が必要か
3. **NestJSとTypeORMの設定**
   - 3-1 基本的な設定
   - 3-2 デコレーターの活用
   - 3-3 TypeORMの設定オプション
4. **スネークケースとキャメルケースの変換方法**
   - 4-1 自動変換の仕組み
   - 4-2 エンティティとデータベースカラムの対応
5. **実装例**
   - 5-1 エンティティの作成例
   - 5-2 具体例で学ぶ変換処理
6. **補足：他の方法やパッケージの紹介**
   - 6-1 クエリビルダーの利用
   - 6-2 カスタムネーミングストラテジー
7. **まとめ**

## 1. はじめに
NestJSは、TypeScriptで書かれたサーバーサイドのフレームワークで、TypeORMは、それに対応するORMツールです。この2つを組み合わせると、スキーマ駆動でエンティティを構築することができます。しかし、データベースではスネークケースが一般的に使用される一方で、JavaScript（TypeScript）ではキャメルケースが慣例的に使われています。このため、コードとデータベースが統一されていないと、管理や保守性が低下する可能性があります。

## 2. データベースとコードの命名規則の違い

### 2-1 スネークケースとキャメルケースの違い
- **スネークケース**: 単語間をアンダースコアで繋げ、全て小文字で表記されます（例: user_name）。
- **キャメルケース**: 単語の始まり以外を大文字で記述します（例: userName）。

### 2-2 なぜ統一が必要か
命名規則の不統一は、コードの可読性低下だけでなく、エラーの温床ともなります。特に大規模プロジェクトでは、その影響が顕著になり得るため、命名規則の統一は重要です。

## 3. NestJSとTypeORMの設定

### 3-1 基本的な設定
まず、NestJSプロジェクトを作成し、TypeORMをインストールします。

```bash
npm install --save @nestjs/typeorm typeorm
```

### 3-2 デコレーターの活用
TypeORMでは、デコレーターを使用してエンティティの特性を定義します。デコレーターを用いることで、プロパティ名と実際のデータベースのカラム名をマッピングできます。例えば：

```typescript
import { Entity, Column } from 'typeorm';

@Entity('users')
export class User {
  @Column({ name: 'user_name' })
  userName: string;
}
```

### 3-3 TypeORMの設定オプション
TypeORMの設定ファイル（`ormconfig.json`やTypeScriptでの設定）で、命名戦略を指定することもできます。

```json
{
  "type": "postgres",
  "namingStrategy": "snake_case"
}
```

## 4. スネークケースとキャメルケースの変換方法

### 4-1 自動変換の仕組み
TypeORMは開発者がカスタムネーミングストラテジーを提供することを許可しています。この機能を使って、スネークケースからキャメルケースへの変換を自動化できます。

### 4-2 エンティティとデータベースカラムの対応
エンティティフィールドにデコレーターを使ってカラム名を指定することで、バックエンドコードはキャメルケースを維持しつつ、データベースはスネークケースにすることもできます。

## 5. 実装例

### 5-1 エンティティの作成例
```typescript
@Entity('products')
export class Product {
  @Column({ name: 'product_id' })
  productId: number;

  @Column({ name: 'product_name' })
  productName: string;
}
```

### 5-2 具体例で学ぶ変換処理
SQLクエリでもキャメルケースのプロパティ名を使用し、TypeORMが内部的に対応するデータベースカラムへの変換を行うことが可能です。

## 6. 補足：他の方法やパッケージの紹介

### 6-1 クエリビルダーの利用
TypeORMのクエリビルダーを利用することで、SQL文内での変数の変換が容易になります。

### 6-2 カスタムネーミングストラテジー
カスタムでネーミングストラテジーを作成することにより、変換処理をさらに拡張できます。

```typescript
import { DefaultNamingStrategy, NamingStrategyInterface } from 'typeorm';
import { snakeCase } from 'typeorm/util/StringUtils';

class CustomNamingStrategy extends DefaultNamingStrategy implements NamingStrategyInterface {
  columnName(propertyName: string): string {
    return snakeCase(propertyName);
  }
}
```

この戦略をTypeORMの設定で使用することで、プロジェクト全体の命名規則を統一できます。

## 7. まとめ
NestJSとTypeORMを用いてスネークケースとキャメルケースを統一することは、それぞれの慣習に従った命名規則を維持しながら、コードとデータベースの整合性を保つのに役立ちます。デコレーターやカスタムネーミングストラテジーを使用することで、プロジェクトでの一貫性と可読性を向上させられます。 

NestJSとTypeORMでスネークケースとキャメルケースの統一方法

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